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注文殺到の「絶対踏み間違えない車」、運転してみた

6/19(水) 8:12配信

47NEWS

 連日のように高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いによる自動車事故が伝えられている。東京・池袋で4月、乗用車が暴走し、母子がはねられ死亡した事故でも踏み間違いによる可能性が指摘されるなど、重大事故につながるケースも多く、社会の不安が高まるばかりだ。一方で絶対踏み間違いが起きないよう改造された車も存在する。どのような車なのか。筆者が試乗してみた。 (共同通信=太田清) 

 踏み間違いが起きないというのは、そもそもペダルがブレーキのための一つしか存在しないからだ。ではアクセルはというと、ペダルはなく、ブレーキペダルの右横に付けられたレバーを足で横に押すことで加速する仕組み。熊本県玉名市のナルセ機材が開発した「ワンペダル」と呼ばれる商品で、オートマチック車であればほとんどの車に取り付け可能だ。アクセルを押している際にブレーキを踏めば、自動的にアクセルが戻る「クラッチ機能」も付いている。 

 取り付け協力店である東京都小金井市のフジオートでは、日産自動車のノート(2016年型)にワンペダルを取り付けた試乗車を用意し一般の人も予約すれば試乗可能。筆者が試乗車に乗り込むと足元のスペースにはブレーキペダルしかなく本来、アクセルペダルがある場所には何もない。アクセルレバーを足で右に押すと車はゆっくりと動き始めた。 

 少し押すとゆっくり加速し、さらに加速したいときはレバーを大きく右に押す。当初は戸惑ったものの、筆者はフロントブレーキとスロットルがハンドルのほぼ同じ位置にあるオートバイを運転することもありすぐ慣れた。足首だけを動かすと可動域が限られることから、大きく加速したいときは股を開くように膝の部分から足を動かすのがこつだ。 

 逆にブレーキの方が多少の違和感を覚えた。踏む力がいつもより必要な感じがして、効きが弱いと思いさらに踏み込むと急に効いてしまう、いわゆるカックンブレーキとなってしまう。決してブレーキが効かないわけではない。何かあった時にアクセルからブレーキに踏みかえる時間が必要ないメリットもある。慣れも必要だとは思うが、フジオートの技術担当、生田弘幸さんによると、装置を付けたためブレーキペダルの位置が上方に移動したことで、そう感じやすくなると言う。この点はペダル位置を調整することである程度は修正できるというが、やはり試乗などして体験してみることをおすすめする。 

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最終更新:6/19(水) 21:48
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