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試打1発でゴーサイン 宮里優作がBS新ミニドライバー投入へ

6/19(水) 11:55配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇欧州男子◇BMWインターナショナルオープン 事前情報(18日)◇ゴルフクラブ・ミュンヘン・アイヒリード(ドイツ)◇7235yd(パー72)

ウガンダから来たラクダくん

ドイツ入りして、初めてコースに足を運んだ月曜日(17日)。練習場でブリヂストンの担当者から手渡された新しい1Wを1発打った宮里優作は思わず、「出た!」と声を上げた。前週、R&Aに公認されたばかりの「P18-22」というプロトタイプでヘッド体積は300cc。昨年末に香港で投入した260ccをさらに進化させたモデルにあたる。

「すごくいい。久しぶりにびっくりしました。まさか、こんなものを作ってくるとは」と宮里は興奮気味だ。ブリヂストンスポーツの升川泰祐さんも「今回はまれにみる満足感だったみたいです」とほくそ笑む。通常、新クラブのテスト時にはそれまで使っていたものも含めて数本を打ち比べるが、翌18日の練習ラウンドで打ったのは新しい「P18-22」だけだった。

実戦投入した260ccの前作は「さすがに小さくて緊張感があった」と、ミスヒット時の飛距離ロスが大きいなど問題点も浮き彫りになった。300ccの新モデルはミスヒットへの許容性が増し、さらに「あまり小さく見えない。ぜんぜんでかい」と安心感もプラスされた。

弾道測定器トラックマンで測った数値にも、その違いは表れている。これまで使用していたテーラーメイドのM5とヘッドスピードはほぼ同じでも、出球の平均初速が76m/sへと約1.5m/sアップした。小型ヘッドの安定した挙動が振りやすさにつながり、わずかなヘッドスピードの上昇に加えて、「ほとんど芯を食っている」というミート率の向上がその理由だ。キャリーは平均290~295ydと、これまでより10ydは伸びている。

宮里にとって大型ヘッドは、オートマチックゆえの操作性の悪さが難点だった。「遊びがないというか、インパクトでの調整が利かない。(フェースが)かぶったらかぶったまま、開いたら開いたまま。きょうは大きめのフェードで攻めたいとか、まっすぐ目で行こうとか、そういうのが全くできなくて悪かったらずっと悪い」。結果的に「フィーリングが出にくいから、自ずと振るのも怖くなってくる」と飛距離ロスにもつながっていた。

新1Wはヘッドの重心距離が短く、クラブ特性は「どちらかというとドロー目」。フェードヒッターの宮里用に、ヘッドに対してシャフトをややオープンに入れて調整している。「ドローを打とうとしたら易しいし、フェードヒッターは出球を左に出したいので、捕まるクラブがいい。だから、とても打ちやすい」と、セッティングもハマっている。

「試合で早く使いたい。本当に楽しみですね」という宮里。「大型ヘッドの波に飲み込まれちゃっていたんだろうな…って、打ちながら思いました」というつぶやきは、もしかしたら時代を先取りしているのかもしれない。(ドイツ・ミュンヘン/今岡涼太)

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