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最高峰カテゴリーで走れる幸せ……スーパーフォーミュラ”復帰”を果たした塚越広大が感じたコト

6/19(水) 18:03配信

motorsport.com 日本版

 第2戦のオートポリス大会からスーパーフォーミュラに復帰を果たした塚越広大は、改めて国内トップフォーミュラで走れることのありがたさを感じていると語った。

 2009年から国内トップフォーミュラで活躍し、2012年にはランキング2位を獲得した経験を持つ塚越。ここ数年はリアルレーシングのドライバーとしてスーパーフォーミュラに参戦していたが、今年1月に行われたホンダの体制発表会で、同チームはトリスタン・シャルパンティエを起用することを明らかにした。これにより塚越はシートを失うこととなった。

 しかし、シャルパンティエとの間で契約面の問題が発生したため、チームはドライバー変更を決断。第2戦オートポリスから再び塚越に参戦のチャンスが舞い込んできたのだ。

「本当に“嬉しい”という言葉が一番当てはまると思います」

 スーパーフォーミュラ復帰が決まった塚越は、開口一番にそう語っていた。

 今シーズンの序盤は、チームのアドバイザーとして開幕前のテストからリアルレーシングに帯同し、シャルパンティエのドライビングをサポートした塚越。そこで国内トップフォーミュラで戦えることがどれだけ幸せなことなのかを、改めて感じたという。

「シーズンオフに、2019年のスーパーフォーミュラのグリッドにつけないかもしれないという状況から始まって、その後つけないことが確定しました」

「ずっとトップフォーミュラで走り続けてきましたが、(参戦するチャンスが)なくなってしまったことによって、色々なモノの見方が変わったし、そこで改めてトップフォーミュラで走れることが幸せな時間なんだなと感じました」

 しかし、短い時間ではあるがアドバイザーを担当した経験は決して無駄ではなかったという。

「少ない時間でしたけど、チーム側の立場で過ごすことによって、チームの動き方とか考え方の部分を見ることができました。とはいえ、本当に短い時間だったので、(勉強する時間が)十分ではなかったかもしれませんが、勉強になることもたくさんありました」

「もちろん、良い結果を残すことが僕の役目ですけど、それ以外に乗らなかったからこそ経験できたこと、貢献できることもあると分かりました。それを今後はチームに還元できるように頑張りたいと思います」

「スーパーフォーミュラだけでなく、レースという自分の好きな事の、最高峰のカテゴリーで走れていることのありがたさは改めて感じました」

 スーパーフォーミュラというレースに関しては数多くの経験を積んでいる塚越だが、今年から導入されたSF19に関してはまだ慣れていないところもある様子。そこはライバルと比べるとハンデになっている部分は否めず、復帰戦となった第2戦オートポリスも15位に終わった。

 しかし第3戦の舞台であるスポーツランドSUGOは、昨年リアルレーシングと塚越がSF19開発テストを担当した場所。その経験は少なからず活きてくるだろう。

 そして、一度シートを失うという経験をしたことで、新たな視野を手にした塚越。ここからの中盤戦でどのような巻き返しを見せるか、注目である。

吉田知弘

最終更新:6/19(水) 18:03
motorsport.com 日本版

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