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漢方は同じ名称でもメーカーが違うと効き目が変わる場合が

6/19(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【市販薬との正しい付き合い方】(26)

 漢方薬は市販薬として薬局・薬店で購入することができます。つまり、自分で選ぶことができる薬のひとつです。だからこそ、自分の体質や症状に合った漢方の見つけ方や、それに関連した知識が大切です。困った時には、薬局・薬店で気軽に薬剤師に相談すればよいのですが、基本的な知識を持っておくことでセルフメディケーションにつながります。

 これまで自分の体質や症状に合った漢方の見つけ方を紹介してきましたが、合っているものを見つけた後、次に大切なのは「間違わずに購入する」ことです。漢方はメーカーごとに番号が違う場合があるので、番号だけで覚えていると取り違える可能性があります。

 さらに覚えておきたいポイントが2点あります。①同じ名称でもメーカーが違えば成分量が違うことがある②同じメーカーでも成分量違いのものがある……ということです。これらはともに「効果」に直結していますので注意が必要です。

 なぜ、このような違いがあるのでしょう。まず、漢方はメーカーそれぞれが成分の組み合わせや配合している生薬の量に幅を持たせることができる点があげられます。また、漢方には「満量処方」と呼ばれる最大量が含まれているものから、少し成分が少ないものまでいくつも種類があります。これは、一般的な薬に成分量が違う規格が数種類あるのと同じです。

 さらに、同じ漢方処方であっても、原料となる生薬の産地の違いによって含まれている成分や量が異なるのもその理由です。

 漢方薬は、名称が同じでもメーカーや用量の違いによって効き目が変わってきます。自分に合うものを見つけたら、お薬手帳を利用するなどして、「メーカー」「名称」「用量」などを正確に記録しておくことが重要です。

(神崎浩孝/医学博士、薬剤師)

最終更新:6/19(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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