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豊田利晃監督「映像で意志を返答したい」 短編映画を制作

6/19(水) 18:00配信

シネマトゥデイ

 『青い春』『泣き虫しょったんの奇跡』などの豊田利晃監督が、今年4月18日に拳銃不法所持で逮捕された事件を受け、短編映画『狼煙(のろし)が呼ぶ』を制作したことが19日、明らかになった。出演者に渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、中村達也、伊藤雄和(OLEDICKFOGGY)、仲野茂(アナーキー)、MASATO(ASSFORT)、切腹ピストル、MIUら。豊田監督は「想像力の自由のために」と題し、本作の企画意図を説明するコメントも寄せた。

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 本作は、現代を舞台に、蔵の中で古びた拳銃を見つけた少女が過去に思いをはせるところから幕を開け、その拳銃を巡って過去の因果が蘇るさまが描かれる。16分の短編で、豊田は監督のほか企画、プロデューサー、脚本、編集も務めている。ライブハウスほかでのイベント上映を随時開催予定で、現在、7月に東京と福岡でのジャパンプレミアが決定している。

 豊田監督は、2019年4月18日に拳銃不法所持により銃刀法違反容疑で逮捕され、5月25日に不起訴処分になったことが報道された。5月24日、豊田はTwitterに「不起訴です。拳銃は祖父の戦争中の遺品。いずれ、お礼参りに参上致します」と投稿していた。豊田監督のコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)

~想像力の自由のために~
 2019年4月18日、拳銃不法所持で僕は逮捕されました。その拳銃は祖父が戦争中に自分の身を守るために使っていた拳銃。父親は祖父の拳銃を形見として引き取り、ずっと大切に持っていました。実家を処分したとき、その錆ついて動かない、YOUNG AMERICAというリボルバーが僕の家へ送られて来ました。僕には父の想いが詰まった拳銃を捨てることはできませんでした。法という権力は想いより強いのか? 本当に想いが負けたのか? そのことについて、物語を作る者として釈然としない気持ちが残りました。この事件に対して、映像で意志を返答したいと思い、この企画を考えました。

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最終更新:6/19(水) 18:00
シネマトゥデイ

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