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京口が初防衛に成功 不気味な笑顔の挑戦者を倒しきれず「大変申し訳ございません」

6/19(水) 20:56配信

スポーツ報知

◆プロボクシング ▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 スーパー王者京口紘人(判定3―0)同級10位タナワット・ナコーン(19日、千葉・幕張メッセ)

 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25)=ワタナベ=が、同級10位タナワット・ナコーン(26)=タイを3―0の大差判定で下して、初防衛に成功した。京口の戦績は13勝(9KO)無敗。世界初挑戦のタナワットは初黒星の11勝(5KO)1敗。

 ジャッジ1人が117―112、2人が117―111で京口を支持する3―0の判定の圧勝だったが、しぶとい挑戦者を倒しきることができなかった。何度もロープを背負わせ、めった打ちにしたが、会心のダメージを与えることができず12ラウンドを終えた。京口は「大変申し訳ございません。圧倒しておいて。タフな相手に圧倒するのがテーマだったけど、ふがいない試合内容ですみません。採点以上にそんなに差はなかった。何とか首の皮一枚でつながることができました」と悔しがった。

 4回にカウンターからアッパー気味の左フックを被弾し、のけぞる場面もあったが、終始、京口のペース。開始早々にはサウスポーのタナワットを右ストレートでのけぞらせた。左ジャブで距離をはかり、ロープに詰めれば一気に左右のアッパーなどの多彩なコンビネーションで攻め立てた。序盤からしつこく相手の右肘のガード下の脇腹をえぐるような左ボディーを打ち込み、挑戦者の体力をジワジワと削り落とした。しかし、それでも倒れない。中盤以降も左ボディーを軸に右のストレートやアッパー、フックと多彩な左を打ち込むが、不気味な笑顔を作られた。

 昨年大みそかにマカオで当時スーパー王者だったヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を10回終了TKOで下して、日本人15人目となる世界2階級制覇を達成。4人の世界王者を出した名門・ワタナベジムでは初の複数階級制覇を果たし、ジムの先輩で元世界王者の田口良一が敗れたブドラーから「スーパー王者」の肩書も奪って、この日の初防衛戦に挑んだ。

 今後はアマ時代に1勝3敗と負け越しているV5中のWBC同級王者・拳四朗(27)=BMB=らとの統一戦を見据える。「まだ大きいこと言えないですけど、進化して統一戦をできれば。勝てたのは最低限だった」と観客に訴えた。

 ◆京口紘人(きょうぐち・ひろと)1993年11月27日、大阪・和泉市生まれ。25歳。12歳でボクシングを始める。大阪・伯太高を経て大商大で主将を務め、2014年度国体成年の部ライトフライ級優勝。アマ戦績は52勝(8KO)14敗。16年4月にプロデビュー。17年7月にデビュー1年3か月の国内最速記録でIBF世界ミニマム級王座奪取。2度防衛後、18年7月に返上。18年大みそかにWBC世界ライトフライ級スーパー王座獲得。身長162センチの右ボクサーファイター。家族は両親と兄、姉。

最終更新:6/20(木) 13:31
スポーツ報知

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