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梶裕貴が島崎信長と内田雄馬に困惑!?3人が名作『モーリス』の新録吹替版に挑戦

6/19(水) 17:00配信

HOMINIS(ホミニス)

ムービープラスで、7月に「開局30周年記念企画/吹替王国スペシャル2019」と題して、映画『モーリス 4K【ムービープラス新録吹替版】』が放送される。同作品は、1987年にジェームズ・アイヴォリー監督が、青年たちの愛と苦悩を美しい映像とともに鮮烈に描写した名作。新たに制作された吹替版では、主人公のモーリス(ジェームズ・ウィルビー)役を梶裕貴、モーリスが恋するクライヴ(ヒュー・グラント)役を島崎信長(※「崎」は正しくは「立さき」)、野生的な魅力でモーリスを惑わせるアレック(ルパート・グレイヴス)役を内田雄馬が務める。

【写真を見る】映画『モーリス』新録吹替版で内田雄馬、梶裕貴、島崎信長が共演

物語の舞台は、20世紀初頭のイギリス・ケンブリッジ。全寮制のキングス・カレッジで、青年・モーリスは上流階級のクライヴと出会い、お互いに惹かれあっていく。プラトニックな関係のまま学生生活を終えた2人は、それぞれ別の道を歩みながら交流を続けるも、やがてクライヴが母親に勧められた女性と結婚。傷ついたモーリスは、クライヴ家の猟場番の若者アレックと恋に落ちる...というストーリーで展開される。

今回、吹き替え収録を終えた梶、島崎、内田の3人にインタビューを行い、演じる上で意識したことや、オファーを受けたときの心境、配役を知ったときの感想などについて語ってもらった。

――まずは今作での吹き替えのオファーを受けたときはどのような印象を持ちましたか?

梶「名作『モーリス』を4Kという新たな形で視聴者の方にお届けできるというのはとてもすばらしいことだなと。また、そこに役者として関われることは本当にありがたいことだなと思いました。収録が楽しみでしたし、実際に参加させていただき、演じがいのある役でとても楽しかったです」

島崎「ムービープラス開局30周年というタイミングに、名作『モーリス』の新しい吹替版でクライヴ役として参加させていただけるなんて、本当に光栄です。今まで一個一個積み上げてきたものが一つ実ったような感じがして、すごくうれしかったです。しかも、一番絡むモーリス役を梶さんが演じ、個人的にもすごく尊敬している方なのですごくうれしくて『頑張るぞ!』という気持ちでいっぱいでした」

内田「名作というものは何年たっても色あせないもので、しかも今の時代にこのような作品を届けられるのは、演じる者として大変光栄なことだと思いました。イチ視聴者として楽しみな部分もありつつ、この作品の魅力やテーマをお届けできたらなという思いでした」

――それぞれ演じられたキャラクターの魅力や共感したポイントはどのようなところでしょうか?

梶「モーリスは実に人間らしく、青年らしい人物だったので、彼の美しい部分やともすれば醜い部分は、誰もが自分自身を見ているような気持ちになるんじゃないかなと感じました。だからこそ、彼に感情移入できるのだろうと思いましたし、とても演じがいのある役でした」

島崎「いま梶さんが(モーリスについて)おっしゃったことをクライヴにも感じていて、そこがこの作品のすごいところだなって!(モーリス、クライヴ、アレックの)メインの3人は良い意味で人間臭く描かれていて、すごく共感できる部分だったり、『ちょっと胸が痛い』って思える部分がたくさんあるんです。中でもクライヴはあまり良い印象を持たれないかもしれないんですけど、『...でも、分からないでもないな』と感じさせるところが魅力かなって思っています」

内田「アレックは、若さゆえの"真っ直ぐに進む感じ"がいいなと思っています。好きになった人に手紙を書いたり、遠いところまで会いに行ったりするひたむきな感じは、誰しもが若かりし頃に持っていたものだと思うし、僕も演じながら『アレック頑張れ~!』って応援していました。彼のように真っ直ぐに何かを選択できるっていうのは本当にカッコいいですね」

――なるほど。それでは、他の2人の配役を知ったときはどのような感想を持たれましたか?

梶「普段から別の現場でもよく会う、お世話になっていて仲も良い2人ですので、単純に現場に居やすいなと思いました。また、役者という部分でも尊敬している2人なのでうれしかったですね。とはいえ、ここまでお芝居をぶつけ合う役は初めてだったので、演じる上で楽しみな気持ちがすごくありました」

島崎「梶さんはいつも僕の歩む道の先を歩いていて『すごいな』って思える方なので、今回は『頑張ろう!』って(笑)。しかも、モーリスはいろんな感情が出るキャラクターでしたので、梶さんの"情緒"もすごいのでね...」

梶・内田「情緒...!?(笑)」

梶「(情緒)不安定みたいに言わないでよ(笑)」

島崎「いやいや(笑)。すごく(感情が)伝わってくるので、『これはクライヴとしてしっかりやらねば!』と。でも、『あんまり力を入れ過ぎると固くなっちゃうから、リラックスして!』っていう感じでした。一方、(内田)雄馬くんはいい意味で"人たらし"というか、イイ後輩なんです」

梶「本当にそう!でも、信長くんも似たところあるけどね(笑)。だから、そんな2人に挟まれて面白いなって思っているよ」

内田「梶さん、(モーリス同様)惑わされましたね(笑)」

梶「うれしいですよ。ありがたいです(笑)」

島崎「そんな雄馬くんはアレックにピッタリだなって思ったし、『雄馬くんだったら、真っ直ぐに(モーリスの気持ちを)持っていっちゃいそうだな』って。すごく素敵な2人と共演できてうれしかったです」

内田「僕がアレックとしてやることは、モーリスの気持ちを引っ張り出すことだったのですが、それって普段、僕が先輩方に対してやっていることとあんまり変わらなかったりもして...」

梶・島崎「あ、現代版のアレックじゃん(笑)」

内田「だから『梶さんの気持ちを引っ張り出すぞ!』って思いながらでしたね。誰かの気持ちを動かす役を演じるに当たって、普段から受け止めていただいているお2人と一緒にできるのは非常に楽しいなと。そして、いつもとは違う感情の引き出しでお2人もお話しされていたので、今回改めて"役者の面白さ"を感じながら収録させていただきました」

――そんな中、演じる上で意識したところはありますか?

梶「モーリスの視点で物語が進み、彼の喜怒哀楽がとても豊かに描かれていきます。そんな中でも"愛"というものがテーマになっているので、その"愛"を貫くための怒りや哀しみが劇中、モーリスから強く溢れ出ていると思います。モーリス役のジェームズ・ウィルビーさんからもそんなエネルギーが強く伝わってきたので、僕としてもそれを日本語という形で視聴者の皆さんにしっかりとお伝えできるよう、気持ちを込めて演じさせていただきました」

島崎「台本を読んでも作品を観ても、人間の心の機微をすごくしっかり描いている作品だなと感じました。さりげなく嫉妬したり、当てつけたりして『そういうことやっちゃうよね』『やっちゃ駄目だけど、やっちゃう』と、ついつい思える場面ばかりで『本当に人間を描いているな』って。そんな中でもクライヴは、感情が少し分かりにくいキャラクターなんです。よく見ると、彼って実は嫉妬しているな、みたいな。そんな彼の"表面上から漏れ出る微かな感情"を、観ている人にも押し付けがましくならないよう伝えたいという気持ちで演じました」

内田「アレックは自分の気持ちを真っ直ぐに表現する人だったので、彼の感情をストレートに捉えていけばいいのかなと。そんな中、個人的に『美しさはどこに宿るのか?』みたいなテーマがあるような気がして、『アレックの真っ直ぐな心がモーリスにとってまばゆいものであったらな』という思いを持ちつつ演じていました」

――最後に、苦労したところや難しかったところはありましたか?

梶「20世紀初頭の雰囲気だったり、階級の違いだったり、"品"を表現するバランスは意識しました」

島崎「アニメ作品の場合は根っこの部分からキャラクターを作らせていただいているのに対し、吹き替えでは俳優さんの演技という根っこがある状態から、どう肉付けしていくのか、高めていくのかを考えてアプローチしています。今作は脚本も俳優さんの演技もすばらしいので、いつも通りリラックスして臨みました」

内田「アレックの真っ直ぐな気持ちというのは自分でも理解できたので、演じる役として悩んだところはなかったのですが、時代感や外国の空気感を自分のお芝居に乗せられるといいなと思いながらやらせていただきました」

梶裕貴:ヘアメイク=中山芽美(エミュー)
島崎信長:ヘアメイク=瓜本美鈴、スタイリスト=宇都宮春男(YKP)
内田雄馬:ヘアメイク=松井祥子(アッドミックス ビー・ジー)、スタイリスト=奥村渉

HOMINIS

最終更新:7/17(水) 18:31
HOMINIS(ホミニス)

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