ここから本文です

停電の時、電気で動く医療機器を使う在宅療養中の人はどうしたらいいのか

6/19(水) 0:30配信

BuzzFeed Japan

6月18日午後10時22分ごろ、山形県沖を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生。新潟県村上市で震度6強を、山形県鶴岡市で震度6弱を観測している。

東北電力によると、山形県では鶴岡市、酒田市などで計5000戸が、新潟県では新潟市西区、村上市で計約3200戸が停電している(18日午後11時10分現在)。

心配なのは、電気で動く医療機器を使っている在宅療養中の人だ。

東日本大震災の時に、人工呼吸器などを使っている患者を守るために駆け回った仙台往診クリニック院長の川島孝一郎さんに生き延びるための様々な方法を聞いた。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

主に使われるのは人工呼吸器、吸引機、在宅酸素の3つ

川島さんによると、在宅療養の場合、電気で動く医療機器でよく使われているのは、

1.人工呼吸器
2.吸引器
3.在宅酸素(酸素濃縮器)

の3つ。

「他に介護用品であれば、エアマットや、ベッドを上げ下げするギャッジアップもあります。夏場であればエアコンも体調管理には必要でしょう」

在宅療養をしている人は電気が命綱であることが多いのだ。

今回は、生命を維持するのに必要な医療機器の3つに絞って説明をしてもらう。

人工呼吸器は内部バッテリーがあるが、吸引機や酸素濃縮器はほとんどない

「人工呼吸器は、新しいタイプのものであれば、停電と同時に内部バッテリーに切り替わり、だいたい10時間前後持ちます。古いものであれば、3~4時間程度でしょう」

吸引器は、気管切開などをして、自力ではたんが出せない人が窒息しないように、人工的にたんを吸引するのに使う。

「吸引器の多くは内部バッテリーがないので、停電したらすぐに使えなくなります」

在宅酸素は肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などで肺の機能が落ち、酸素を空気中から十分に取り込めない人が使う。通常、空気から酸素を濃縮して送り込む「酸素濃縮器」を使うことが多い。

「酸素濃縮器もバッテリーがないものがほとんどで、停電したらすぐ使えなくなります。まとめると、人工呼吸器はしばらくもつけれども、吸引機や在宅酸素は別の手段にすぐ切り替える必要があるということです」

1/3ページ

最終更新:6/19(水) 0:30
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事