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古河電工と昭和電線HD、建設用電線で業務提携/共販会社設立、製造・物流効率化

6/19(水) 6:03配信

鉄鋼新聞

 古河電工と昭和電線ホールディングスは18日、建設用電線事業で業務提携すると発表した。共販会社を設立するとともに、製造・物流拠点の統廃合を含めた効率化を共同検討する。今後少子高齢化などで内需が縮小する見通し。さらに人手不足による物流費高騰への対応も喫緊の課題で、両社では事業提携により業務効率化と顧客サービスの体制強化を目指す。
 建設用電線は国内市場の約半分を占めるボリュームゾーンで、内需が主力。中長期的な需要の成熟化や電線業界にとって厳しい商慣習がある中、収益力の強化が各社とも長く課題となっている。今回のアライアンスは両社とも単独による収益改善が限界を迎えていることなどが要因。販売に加え製造・物流など多角的なシナジー創出で収益体質を強化する。
 同日都内で古河電工の小林敬一社長と昭和電線HDの長谷川隆代社長が会見。小林社長は「今回の事業再編で建設用電線事業が顧客の役に立ち存続するための効率化・サービス向上を共同で進められる。新販社では素材力を生かしたアルミ電線などの優位性ある製品群を軸に特色あるビジネスを展開したい」と話し、長谷川社長は「中期計画で掲げた基盤事業の収益力強化を加速する体制が整った。市場環境は厳しいが原価低減や事業改革に鋭意取り組む。新販社では両社の販売力を生かしつつ業務を効率化し、顧客に満足いただけるサービスの維持向上に努める」とした。
 新販社の「SFCC(ショウワ・フルカワ・ケーブル・コーポレーション)」には昭和電線HDが6割、古河電工が4割を出資。神奈川県川崎市に本社を置き2020年からの営業開始を目指す。 
 販売統合の対象となるのは建設・電販市場向け汎用電線のうち、昭和電線HD側は中核子会社昭和電線ケーブルシステムと販売子会社SDSが扱う製品群。古河電工側は販売子会社古河エレコムの商品となっている。
 汎用電線のIV・CV・CVV・VVFなど主要品種を「SWCC・FURUKAWA」のブランド名で拡販する。古河電工の注力製品である軽量・高柔軟のアルミCVケーブルも新ブランドに含める。対象3社は建設市場向けの汎用製品以外の販売は継続する予定。

最終更新:6/19(水) 6:03
鉄鋼新聞

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