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令和時代に読むべき「仮想通貨・ブロックチェーン」を学ぶ5冊

6/19(水) 12:00配信

CoinDesk Japan

仮想通貨・ブロックチェーンの新時代を見すえた経済メディアとして、2018年3月に創刊したCoinDesk Japan。今回、編集部は令和時代を迎えた大型連休にふさわしい、仮想通貨・ブロックチェーンを本質的に理解できる5冊を選んだ。

ビットコインの仕組みとは?

仮想通貨とブロックチェーンは、ビットコインから始まったといっても過言ではない。ゆえにビットコインそのものを深く理解することが不可欠だ。まず挙げたいのは、アンドレアス・M・アントノプロス(今井崇也・鳩貝淳一郎訳)『コンサイス版 ビットコインとブロックチェーン』(NTT出版、2018年)。本書は、原題『マスタリング・ビットコイン』の邦訳版『ビットコインとブロックチェーン』から、エッセンスを抽出した一冊だ。

『マスタリング・ビットコイン』は、ビットコインの解説本として世界的に有名。無料の日本語版のPDFもある。ただし冒頭で「主にプログラマ向け」と書かれているように、コードを読めない人にとっては読みにくいものでもあった。

『コンサイス版』は、万人向けの書籍になっている。ビットコインが動く仕組みについて、プログラマでなくとも、地に足のついた理解にいたることができるだろう。マイニングやUTXO(未使用トランザクション・アウトプット)、公開鍵暗号、P2Pネットワーク、ノードの種類、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)、ブロックなど、重要な語彙についても包括的に学べる。最初の一冊として、また迷ったときに振り返る一冊として、おすすめだ。

ビットコインの歴史を知る

ビットコインの仕組みを知ったら、次はビットコインの歴史をたどりたい。ビットコインには、技術に魅せられた人だけではなく、思想に魅せられた人たちもいる。様々な人がビットコインの物語に関わっていることのわかる本が、ナサニエル・ホッパー(土方奈美訳)『デジタル・ゴールド』(日本経済出版社、2016年)だ。

本書は、ビットコインの揺籃期を描き出している。ビットコイン以前の電子通貨を皮切りにして、サトシ・ナカモトの創ったビットコインが、どのように世界へ波紋を与えていったのか。主に2009年から2014年に焦点を当てて、インタビューを混ぜながら時系列で描写している。著者のナサニエル・ホッパーは、ニューヨーク・タイムズの記者であり、映画を観ているかのような臨場感が特徴だ。

新しく仮想通貨に触れる人にとって、ビットコインに魅せられた人たちが何を考えているのか、ビットコインの初期の歴史はどのようなものだったか、よくわかる著作になっている。バグへの対応でチェーンを巻き戻した歴史がビットコインにもあった、という意外な事実も面白い。

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最終更新:6/19(水) 12:00
CoinDesk Japan

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