ここから本文です

北陸新幹線トンネルからヒ素、対策完了で工事再開へ

6/19(水) 22:21配信

福井新聞ONLINE

 福井県敦賀市の中池見湿地の一部を通る北陸新幹線の「深山トンネル」工事で掘削土からヒ素が検出され、2月から工事中断している問題で、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構は6月18日、掘削工事を20日に再開すると明らかにした。掘削土を仮置きする対策工事などが完了したため。約4カ月遅れとなったが、2023年春の敦賀開業に影響はないとしている。

 同工事をめぐっては、トンネルの坑口から約20メートル掘削を進めた箇所で採取した残土から国の環境基準(検液1リットル当たり0・01ミリグラム)を超える0・032ミリグラムのヒ素を検出したため、2月16日に工事を中断。ヒ素は元々存在していた自然由来のものという。

 機構は中断後、土壌を調べるため、掘削箇所から水平方向へ延長80メートルのボーリング調査を行い、一部の層に自然由来のヒ素を確認した。工事現場周辺に掘削土を仮置きするため遮水シートを敷設するなど、地下水への流入を防ぐ対策を実施した。

 深山トンネルの完成時期は当初、来夏ごろを予定していたが、来年冬ごろとなる見込み。機構は「工事再開後はヒ素が含まれる掘削土を適正に処理し、工程短縮にも努めていきたい」としている。

最終更新:6/19(水) 22:21
福井新聞ONLINE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ