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見えない増税に気付いていますか? 給与所得控除減額や上限額引下げを、毎年確認しましょう。

6/19(水) 12:05配信

マネーの達人

給与所得控除額とは

給与所得控除は、「給与所得」の収入がある方に関係してくる所得税・住民税に関する制度です。

給与所得とは、勤務先から受ける給料、賞与などの所得のことをいいます。

そして、給与所得の計算式は次の通りです。

収入金額(源泉徴収される前の金額)- 給与所得控除額 = 給与所得の金額
この給与所得控除額は、その給与収入を得るために実際にかかった費用(経費)に関係なく、収入金額に応じて自動的に計算されます。

個人事業主などの「事業所得」での必要経費は、その収入を得るために実際にかかった経費が対象ですので、大きな違いがあります。

給与所得控除額は国税庁のホームページに記載されています。

給与所得控除額の減額が進行中

この給与所得控除額ですが、2012年分以前までは上限額の設定はなく、下記の計算式で計算された金額が給与所得控除額でした。

≪2012年分までの給与所得控除額の計算式≫
収入金額 × 5% + 170万円 = 給与所得控除額

ところが、2013年分からは高所得者に限り給与所得控除額の上限額が定められ、収入金額が1500万円超の場合には上限額が245万円となりました(2015年分まで続く)。

そして、2016年分では、収入金額が1200万円超の場合には上限額230万円と、収入金額の上限の引き下げとともに給与所得控除の上限も引き下げられました。

2017年分からは、さらに収入基準や控除額が引き下げられ、1000万円超の場合には上限額が220万円となり現在に至っています。

それだけでは終わりません。

2020年分(来年)からは、年収850万円超の場合には給与所得控除額の上限額が195万円(※)になります。

※ 年収が850万円超の場合でも以下の条件に該当する場合は「所得金額調整控除」が適用される。
・特別障害者に該当する人

・年齢23歳未満の扶養親族がいる人

・特別障害者である同一生計配偶者または扶養親族がいる人

この給与所得控除額の引き下げにより、その分だけ所得税額が増加します。

例えば、給与所得控除額が100万円引き下げられ所得税率が20%の方の場合には、単純計算ですが所得税額が20万円増加するということです。

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最終更新:6/19(水) 12:05
マネーの達人

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