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ソフトバンク松本310日ぶり白星 新フォームで6回3失点

6/19(水) 11:50配信

西日本スポーツ

 ◆ヤクルト4―6ソフトバンク(18日・神宮)

 9回、一打サヨナラ負けのピンチを嘉弥真がしのぐと、今季初勝利を手にした松本はナインの握手攻めに頭を下げながら応えた。「調子は特によくも悪くもなかったが、とにかく勝ててよかった」。自身にとって昨年8月12日の日本ハム戦以来、310日ぶりの白星だった。

【写真】松本裕、投球イメチェン「去年と全然違う」

 今季初登板初先発となった9日の広島戦を前につぶやいた。「これといって自分が自信を持っていることはない。ずばぬけていいものはない」。そんな言葉とは裏腹に、この日は松本らしさが前面に出た試合だった。

 まずは投球。最速151キロの直球とカーブやスライダー、シュートなどの変化球を丁寧にコースに集めた。「いろんな球種を使って相手に狙い球を絞らせない投球はできた」。23歳らしからぬ投球術で6回を5安打3失点(自責2)にまとめた右腕に工藤監督も「よくやってくれた。緩急をつけていたし、ボールの力もあった」と目尻を下げた。

■高校54発男本領

 岩手・盛岡大付高時代に通算54本塁打をマークし、プロ入り後は「二刀流」挑戦を推す声が出たほどの打撃力も見せつけた。3回は原の高め直球を左翼線にはじき返す二塁打を放ち、プロ初勝利を挙げた2017年6月3日のDeNA戦以来となるプロ2安打目をマーク。4回1死一、三塁では追い込まれながらも5球目を、走りだしながら一塁側に転がすセーフティースクイズを決め、自らの手で貴重な4点目を奪い取った。

 一方で自らのミスで苦しんだ場面もあった。1点リードの3回、無死一塁で奥村の投ゴロを二塁へ悪送球すると、続く原の投前へのバントを今度は三塁へ悪送球。1点を失い一時追いつかれた場面に「単純にへたくそ。同じことを繰り返さないようにしないと」と反省も忘れなかった。

 プロ4勝目は新たな姿でつかんだ。今オフ、ボールの力をより強くする目的で、右腕を少し下げる投球フォームに変えた。狙い通りに球威が増し、制球も向上したが、それ以上にうれしい副産物もあった。「右肘への負担がぐっと減って、今は不安なく腕が振れている」。2015年の入団以降、度重なる右肘痛に悩まされていただけに、まさに一石二鳥のフォーム改造だった。「これからローテで投げ続けられるようになりたい」と意気込む5年目のドラ1は、さらなる進化を遂げる。

西日本スポーツ

最終更新:6/19(水) 11:50
西日本スポーツ

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