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【過払い注意!】厚生年金保険の加入期間を長くしても「年金額が増えない」3つのケースを解説

6/19(水) 16:05配信

マネーの達人

厚生年金の上限引き上げ案

数か月前に新聞を読んでいたら厚生労働省が、厚生年金保険に加入する年齢の上限(現在は70歳)を、引き上げする案の検討に入るという記事が掲載されておりました。

何歳までかは記載されていなかったのですが、厚生年金保険とセットで加入する健康保険は、現在の上限は75歳になります。

また厚生労働省が引き上げを検討している、「繰下げ受給」(原則65歳から受給できる老齢年金の支給開始を、遅くすると年金額が増える制度)は、現在の上限である70歳から、75歳くらいになるという報道があります。

こういった点から考えると、厚生年金保険に加入する年齢の上限は、75歳くらいに変わるのかもしれません。

そこまで働く予定はないかもしれませんが、政府は働きたいと希望する方については、70歳まで雇用することを、企業の努力義務にする案を示しているため、この年齢まで厚生年金保険に加入する方は、さらに増えていくと予想されます。

厚生年金保険に何歳まで加入したとしても、その期間の長さに応じて、年金額は増えていきます。

しかし次のような3つのケースについては、加入期間の分だけ年金額は増えない、または数年に渡って待たないと年金額は増えないため、注意しておく必要があります。

ケース1 : 60歳に達した時点で、保険料の未納がない場合

厚生年金保険に加入している会社員や公務員は、原則65歳になった時に、厚生年金保険から支給される「老齢厚生年金」だけでなく、国民年金から支給される「老齢基礎年金」も受給できます。

この理由として厚生年金保険の保険料の一部は、国民年金の保険料として使われているからです。

そのため厚生年金保険の保険料を納付した期間は原則として、国民年金の保険料を納付した期間にもなります。

しかし20歳未満と60歳以上の期間については、厚生年金保険の保険料を納付した期間にはなるのですが、国民年金の保険料を納付した期間にはならないのです。

このような仕組みのため、60歳以降の厚生年金保険の加入期間は、老齢厚生年金を増やす効果はあるのですが、老齢基礎年金を増やす効果はありません。

しかも厚生年金保険の保険料は、給与の金額を元にして算出しているため、60歳未満と60歳以降の月給の金額が変わらなければ、保険料の金額は同じです。

そうなると60歳以降に厚生年金保険に加入するのは、もったいないような気がします。

ただ20歳以上60歳未満の間に、国民年金の保険料の未納期間があるため、満額の老齢基礎年金を受給できない方は、厚生年金保険に加入した方が良いと思います。

その理由としてこのような方が、60歳以降に厚生年金保険に加入すると、上記のように老齢基礎年金は増えませんが、その代わりに厚生年金保険から支給される「経過的加算額」が、1か月加入するごとに1600円くらい増えるからです。

そして経過的加算額が増え続け、「減額された老齢基礎年金+経過的加算額」が、満額の老齢基礎年金と同額くらいになれば、国民年金の保険料の未納期間を、実質的に帳消しにできます。

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最終更新:6/19(水) 16:05
マネーの達人

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