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沖縄で過去最多 施設で50人が結核集団感染 診断半年遅れ拡大

6/19(水) 5:00配信

沖縄タイムス

 県地域保健課は18日、宮古保健所管内の社会福祉法人施設で利用者や職員に結核の集団感染が発生し、5月末現在で発病者20人を含む感染者50人が確認されたと発表した。集団感染の発病者は記録の残る1993年度以降、これまでの5人(2012、13年)を大きく上回り、過去最多となった。

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 本紙取材によると、施設は市平良の老人福祉施設・宮古厚生園。重症者はいない。宮古保健所に今年1月、複数の結核患者の報告があり、県が感染実態を調査していた。

 県によると、入所者1人が少なくとも昨年6月には発病していたとみられる。診療を受けたものの医師が結核の可能性に気付かず、痰(たん)の調査や診断が半年ほど遅れた。発病した患者が、他の利用者や職員と長時間一緒にいたため感染が広がった可能性が高い。

 県が施設職員103人、利用者58人、家族ら11人の計172人に検診し、職員9人、利用者11人の発病を確認した。感染者は全て職員で30人。発病や感染が判明した人は治療を受けており、これ以上の感染拡大の可能性は低いという。

 同課は「結核は昔の病気でなく県内でも発病者は毎年200人以上いる。2週間以上の咳(せき)や痰のほか、微熱や体のだるさが続けば早めに受診して」と促す。特に高齢者は自覚症状のない人もおり、今回のように結核が分かりづらい事例もあるため注意を呼び掛けた。

 宮古厚生園の砂川繁信副園長は「感染者や発病者はすでに投薬治療に入っている。体調を崩した高齢者は病院で診察させるなどの対応を取っている。今後は再発防止に努める」と話した。

最終更新:6/20(木) 12:30
沖縄タイムス

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