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頭角表すクアルタラロがMotoGPカタルーニャGPで手にした2位。腕の痛みより「表彰台獲得のうれしさが勝った」

6/19(水) 8:00配信

オートスポーツweb

 ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が第7戦カタルーニャGPでMotoGPクラスの表彰台に立った。今季2度目のポールポジションスタートから、2位フィニッシュを果たし、ルーキーにして7戦目で最高峰クラスのポディウムを獲得する存在感を見せている。

【写真】クアルタラロは18周目にペトルッチを交わして2番手に浮上した

 クアルタラロは第4戦スペインGPでルーキーながらポールポジションを獲得し、最年少ポール獲得の記録を更新してセンセーションを巻き起こした。しかしスペインGPの決勝レースでは2番手を走行中にシフターのトラブルが発生し、リタイアを余儀なくされる。

 第6戦イタリアGPでは2番グリッドからスタートしたものの、フロントの感触に苦戦してポジションを落とし、10位フィニッシュ。ヨーロッパラウンドに入ってクアルタラロの速さは光るものがあったが、なかなか決勝レースの結果に結びつかない状況だった。

 右前腕の腕上がりの手術を受けて臨んだ第7戦カタルーニャGP。予選でクアルタラロは今季2度目のポールポジションを獲得する。王者マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)やヤマハのファクトリーチームを退けてのトップタイム。クアルタラロは予選日の午前中に行われたフリー走行3回目では、最高峰クラスで初の転倒を喫している。しかしその転倒も手術の影響も感じさせない、ポールポジション獲得だった。

 迎えた決勝レースは序盤に混戦模様を呈す。2周目10コーナーで、上位を走るホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)の転倒に端を発した多重クラッシュが発生。2番手から5番手までのライダーが姿を消した。ポールポジションからスタートしたクアルタラロは、スタートでポジションを落とし、このとき9番手を走行していた。

「今シーズンのなかでもベストなスタートだった。ふたつポジションを落としただけだったからね。けれどその後、4コーナーでミスをして、4つポジションを失ってしまったんだ」

 クアルタラロは2周目を終えるころには5番手につけ、追い上げを開始する。ダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)とアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)とともに接戦の2番手争いを展開。ペトルッチとリンスが2番手を奪い合うオーバーテイクを繰り返すすぐ背後で、クアルタラロは周回を重ねた。

 18周目1コーナーでリンスがペトルッチと接触しかけてマシンの挙動を乱し、コースアウト。リンスが大きく後退すると、クアルタラロはすぐさまペトルッチを交わして2番手に浮上。そのまま2位でチェッカーを受けた。

「表彰台のために攻め続け、レース終盤は2番手に上がってプッシュしたよ」と語るクアルタラロ。手術から12日後に迎えた今大会の決勝レースでは、薬を服用したのだという。初日、予選日は薬は使わなかったと語っていたクアルタラロだが、予選後の会見では決勝で薬を服用する可能性を示唆していた。

「表彰台獲得はアドレナリン、それから薬のおかげだね。(手術をした)腕はレースでは問題なかった。終盤には痛み始めたけれど、表彰台獲得のうれしさに比べたらどうということはない」

 MotoGPクラスルーキーにして、7戦目で表彰台に立ったクアルタラロ。彼が20歳という若いライダーであることも特筆すべき点だろう。また、2019年シーズンからMotoGPクラスに参戦を開始した新チームであるペトロナス・ヤマハSRTとしても、初の表彰台獲得。チームとしてもMotoGPクラスで戦えるポテンシャルを証明したと言えそうだ。

 ペトロナス・ヤマハSRTのクアルタラロ、チャンピオンシップは第7戦カタルーニャGPを終えてランキング7番手ではあるものの、今後の活躍に期待を感じさせる表彰台獲得となった。

[オートスポーツweb ]

最終更新:6/19(水) 8:53
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