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ソフトバンクG孫社長、ビジョンファンドの社員は1000人超に

6/19(水) 12:21配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ソフトバンクグループの孫正義社長は19日の定時株主総会で、10兆円規模の投資を行うビジョンファンドの社員数が400人を超えたことを明らかにした。近いうちに1000人に達する見通しという。

孫社長は、ビジョンファンド1号での投資は「もうじき終わる」とした上で、現在組成を準備し同規模となる見通しの2号ファンドについて、投資家とこれから条件交渉に入ると述べた。ファンド事業を統括するラジーブ・ミスラ副社長は、現在75社に投資しており、今後100、150と増えていくよう投資を継続していく考えを示した。

ビジョンファンドでは人工知能(AI)技術を駆使して世界的に高シェアを握るライドシェア、ホテルチェーンなど、株式上場が見えてきたユニコーン企業に投資している。孫社長は、AI投資ビジネスはソフトバンクにとって「一番大きな成長エンジン」だとし、2040年には同社の時価総額を200兆円にしたいと抱負を語った。

また孫社長は、「私は子供のころ、魚を捕るのが好きだった。網を仕掛けて一網打尽にする」と発言。情報通信(IT)革命の過程で資金不足から多くの投資機会を逸した経験を語りながら、「今回は言い訳なしに総取りする」と話した。

孫社長によれば、何千社もある世界のベンチャーキャピタルの2018年の調達総額は8.6兆円、投資利回りの平均は13%だったが、ビジョンファンドは1社で10兆円を調達し、年間当たり45%の利益を実現した。

このほかマルセロ・クラウレ副社長は、米司法当局が承認の可否を現在検討している米携帯電話事業者TモバイルUSによる米子会社スプリントの買収について「楽観的にみている」と話した。現在、当局と価格の引き下げや職の創出、全米での展開などを条件に挙げ、承認を得るための交渉を行っていると説明した。

さらに、経営陣の一人として登壇した独立社外取締役の柳井正ファーストリテイリング社長は、ソフトバンクGから支払われる報酬で同社株を毎月購入し続けていることを明らかにした。同氏は現在、12万3000株を保有している。

総会に出席し、ソフトバンクG株を1万株保有する都内在住の鈴木康弘氏(51) は「今回はいつもより孫社長のテンションが高かった」と言う。ビジョンファンド事業の意気込みや時価総額についての構想が聞けたことは良かったとし、今後も同社株を「長期的に保有する」と述べた。

(c)2019 Bloomberg L.P.

Takahiko Hyuga, Pavel Alpeyev

最終更新:6/19(水) 14:17
Bloomberg

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