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さしま茶輸出できる? 農水省、県内で初の訪問診断

6/20(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

輸出を目指す生産者らに国の専門家チームが無料で助言する「訪問輸出診断」が19日、「さしま茶」を生産販売する古河市大堤の吉田茶園(吉田正浩園主)で行われた。診断は農水省による支援事業の一環で、県内では初めて。チームは同社の茶畑を視察し、必要な対策や輸入国のニーズなどについてアドバイスした。

この日、同社を訪れたのは、同省関東農政局や日本貿易振興機構(ジェトロ)茨城貿易情報センターなどの担当者7人。同社6代目の吉田園主(50)から生産状況や商品の特徴などを聞き取った。

同社は昨年、イギリスに希少品種でつくる和紅茶を初めて輸出。今後の輸出先に欧州や米国、香港を考えていた。吉田園主が和紅茶について「今年も注文があったが、収量が少なくニーズに応えきれない」と現状を説明した。

これに対し、チームは「産地化を検討してみては」と助言。知名度向上のため「地域でさしま茶のストーリーを作り、独自性を打ち出して」と勧めた。

このほか、国の補助事業や商談会、穴場の市場を紹介。国によって違う検疫や東京電力福島第1原発事故後の輸入規制なども説明した。

診断を受け、吉田園主は「輸出は可能で課題が具体的に分かった」と話した。

支援事業は2018年8月にスタート。農林水産業と流通業者の交流の場として専用サイトを開設している。5月末時点で約900の食品関連企業や農家などの事業者が登録しており、希望する事業者に対し訪問診断を行う。診断後も、マッチングや市場調査などの支援が受けられる。(大貫璃未)

茨城新聞社

最終更新:6/20(木) 10:10
茨城新聞クロスアイ

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