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琉球を離れる胸中を語った『ミスター・キングス』金城茂之「退団は自然な流れで」

6/20(木) 17:05配信

バスケット・カウント

「通用する部分を試合で試したい思いが出てきた」

文・写真=鈴木栄一

6月16日、沖縄の那覇市民体育館で『OKINAWAN HOOP SUMMIT』が開催された。これは今夏にスタートするアマチュアリーグに向けたキックオフイベントで、琉球ゴールデンキングスの岸本隆一、そして山内盛久、津山尚大、渡辺竜之佑、狩俣昌也、友利健哉、与那嶺翼とこれまで在籍した選手たちを中心に、多くの沖縄県出身Bリーガーが参加した。また、桶谷大、伊佐勉とかつて琉球の指揮官を務めたコーチも登場するなど沖縄のバスケファンにとって、オフシーズンにおける大きなプレゼントとなった。

このイベントには、今シーズン限りでの琉球からの退団が発表された金城茂之も参加。チーム創設から12シーズンに渡って在籍し『ミスター・キングス』とファンから愛されていた金城がチームを去ることが大きな驚きを与えたのは記憶に新しい。発表から約1カ月が経過した今、あらためて新たなスタートを選択した思いを聞いた。

──まずは琉球を離れると決断するまでの心境を教えてください。

シーズンが終わった時に、自分の中で「もういるべきではないな」という気持ちが固まっていました。ちゃんと意識したのは、今シーズンの1月ぐらいからです。当初は自分が残ってやれることもあると可能性を感じていましたが、わりと早い段階で「このまま残ってもチームの役に立てることはない」と思って、そこから決断するのは早かったです。

この2年間、試合にこそ出ていませんが、日本代表を経験した人たちと練習をしていく中で、自分の足りない部分、まだ通用する部分というのがすごく明確に見えてきました。特に一番苦手だったディフェンスの部分は伸びたという実感はあります。それを試合で試したい思いが出てきました。そこが、移籍を決めた大きな理由の一つです。

──新天地のチームを選ぶにあたり、こだわっている部分はありますか? 

一番に考えているのは、試合に出ること。少しでも試合に出て、今の自分がどこまでできるのか見たくて、環境を変えるからです。そうなるとB1に挑戦したい気持ちもありますが、B1にだけこだわるのも違うと思います。

──チーム創設からずっと琉球に所属していました。このまま琉球の選手として引退すると、漠然とでも感じたことはなかったですか? 

木村(達郎社長)さんを始め、キングスの人にすごく甘やかされていた部分もありましたが、プロの世界は厳しいので、そう思ったことはないです。実力が追いつかなくてもチームに居続けられる世界ではないので、毎年が勝負だという気持ちは持っていました。簡単な決断ではなかったですけど、自然な流れで決まった感じです。

──退団について周囲の反響はかなり大きかったのではありませんか? 

僕が思っているよりも、周りの人は驚いていましたね。悲しみという反応も結構あったので、それはすごくびっくりしました。

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最終更新:6/20(木) 17:05
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