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若手社会人が笑われても「目標表明」したほうが良い理由

6/20(木) 9:33配信

マイナビニュース

若手社会人が笑われても「目標表明」したほうが良い理由

事実。一生懸命頑張ろうとする人を、周囲の人は必ずしも応援しません。

学生時代、休み時間に勉強をしていたら「ガリ勉じゃん!」と、仕事のスキルアップのためセミナーに参加をしていれば「意識高い系かよ」と、目標を宣言すれば「夢語っちゃってるよ……」と、何かに前向きに取り組もうとする人をどこかバカにして嘲笑するような人は今も昔もそれなりの数いるものです。

あの元メジャーリーガーのイチローさんも、小学生時代、毎日素振りをしていたら近所の人に「プロ野球選手にでもなるつもりか」といって笑われ悔しい思いをした経験があるそうです。

こっそり努力するのはもったいない

子どものころから私たちは知らず知らずのうちにこうした言葉を浴びています。悪口やネガティブな言葉は記憶に残りやすく、だんだんと心に「頑張ることは恥ずかしい」「前向きな自分を見せると攻撃される」と心に後ろ向きなくさびを打ち込んでいきます。

とはいえやっぱり人それぞれに夢や希望はあるわけです。起業したい、昇進したい、いい大学に入りたい、お金持ちになりたい、理想の恋人と出会いたい、痩せたい……などなど。
だからみんな"コソ勉"が大好き。人に見せないように影で努力をします。テストの日に「全然勉強してない~やばい~」なんて言いながらサラリと良い点数をとっていく友だち、いましたよね。

大人になってもそれは同じ。"意識高い系"だなんて笑われたら嫌だから、本当は仕事をもっと極めたい、将来のために色々なことを学びたいと思っていても興味のないふりをしたり、他の人が見ていないところでこっそり勉強したりしてしまいます。

でもこれって実はものすごくもったいないことなのです。

自分の目標を周囲に宣言することで、逃げ場がなくなり自分自身にプレッシャーをかけることができるようになります。一夜漬けのテスト勉強ならまだしも、将来に向けた大きな目標のためには継続的な努力が必要です。自分の内に秘めた決意だけで完遂できるほど人の意志って強くないのです。

それに「今こんなことにチャレンジしている」と発信することで様々なチャンスが舞い込んでくるようになります。良い先生を紹介してもらえたり、同じことに取り組んでいる仲間ができたり、ビジネスの話が飛び込んでくることも少なくありません。

不安を解消する3つのアドバイス

「ん~でもやっぱり……」と足踏みしている人もいるでしょう。ですので、ここで皆さんの不安を解消していきたいと思います。

頑張っている姿をバカにされたり、悪口を言われたりしたくない

大丈夫。悪口なんて言わせておけばいいのです。誰かの行動に難癖をつける人と、なにかをやったせいで悪口を言われる人。成功できる可能性があるのはどちらだと思いますか? 間違いなく、後者です。行動を起こさず、評論するだけでは何も変わりません。

悪口を言われた、ということはあなた自身が行動を起こしている証拠。どんどん悪口を言われましょう!

失敗したら恥ずかしい

大丈夫。失敗なんて誰でもします。それに成功するまで諦めずに続ければ、いつかは必ず叶います。赤ちゃんは成長して歩けるようになるまで、何度も何度も転びます。一度転んだからといって、「もう転んじゃったから歩く練習やーめた!」なんて絶対言いませんし、途中で諦めて立ち上がることをやめてしまったら歩けるようにはなっていません。

みんなそうやって大きくなってきたのです。まぐれで一発成功することもありますが、失敗を繰り返しながら成長していくのが普通です。失敗したと思ったら、次は別のやり方でトライしてみましょう。

まだ習得できていないから、できている人と比べられたくない

大丈夫。ライバルは昨日の自分です。他人と自分を比べて落ち込んだり、優越感に浸ったりしてもなんの意味もありません。得られるのは一瞬の満足感か、長引く劣等感だけです。「昨日の自分より一歩だけ先を行く」―その日々を重ねることによって1年後、3年後、10年後には大きな違いが生まれます。たった一度の差でもずっと先まで続いていくと、大きな開きが出ますよね。それと同じです。

向上心や学ぶ意欲は形に表していいのです。そっちのほうが必ずあなたのためになります。

意欲は形に表して良い

私はこれまでに17万人以上の働く人々と出会ってきました。あるときは研修講師として、あるときは講演会で、また自分でセミナーや勉強会を主宰することもあります。その対象は新入社員の方から中間管理職、経営者に至るまで幅広いのですが、皆さんと接する中で最近特に感じることがあります。それは、若い世代の方々の内に秘めた熱い想いです。

一般的に今の若手社会人は、ゆとり世代、さとり世代なんて呼ばれ向上心ややる気のなさの象徴のように扱われています。

「ゆとり世代? あ~ダメですよ、あの世代は。やる気が全くなくて……」これでもかというほど椅子に深く腰をかけ、腕を組み、足を組みながらふんぞり返ってそんなことを語るおじさまが、、、いそうでしょ?

確かに上の世代の人々と比べて、感情が表に出てきにくいという印象があり、一見するとやる気がなさそうに見えるのも分かります。しかしよく話を聞いていると、心の内には熱いものを秘めています。特に学ぶことに関しては若い世代の人のほうが貪欲です。先の見えない時代。何もしなくても安定した将来が待っているなんて楽天的に考えている人はまずいません。

「どうすればもっと良くなるか?」「どこかにチャンスが落ちていないか?」とアンテナをビシビシ立てて、気になるものがあればすぐに拾います。その姿に私は彼/彼女たちの可能性を感じずにはいられません。

繰り返しになりますが、「こんなことがやりたい」「こうなりたい」「あれがほしい」そうした想いは、意欲は、形に表していいのです。その想いを受け止めてくれる人は必ずいます。目標に向かって努力することで、応援してくれる人も現れます。自分の想いを声に出すことで、チャンスが必ず巡ってきます。チャンスの女神様は前髪しかありませんからね。「来た!」と思ったらすぐにつかんでください。

良き師、良き学びとの出会いを大切に、夢に向かって自信を持って進んでください。大丈夫。あなたならきっとできます。私が応援しています。


執筆者プロフィール :朝倉千恵子(あさくら・ちえこ)


株式会社新規開拓 代表取締役社長
小学校教員を経て、一般企業の営業職として入社。営業未経験ながら、礼儀礼節を徹底した営業スタイルを確立し、3年で売上NO1、トップセールス賞を受賞。
04年株式会社新規開拓を設立。現在までに延べ17万人の社員研修・人材教育に携わる。女性の真の自立支援、社会的地位の向上を目指した、TSL「トップセールスレディ育成塾」を主宰。卒業生は2,500名を超える。
著書は全39冊、累計売上部数は約48万部。主な著書に、『コミュニケーションの教科書』(フォレスト出版)、『すごい仕事力』(致知出版社)ほか多数。最新著は『仕事で凹んだときに』(サンクチュアリ出版)。

朝倉千恵子

最終更新:6/20(木) 9:33
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