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アルツハイマー改善に光 「ロスマリン酸」福島大食農学類平教授らが発見

6/20(木) 10:01配信

福島民報

 福島大食農学類の平修教授らの研究グループは、ハーブに含まれるポリフェノールの一種「ロスマリン酸」の摂取が動物の脳内のドーパミン量の増加につながり、アルツハイマー病の症状を改善することを発見したとする研究結果を論文にまとめた。十八日、オンラインの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。今後、アルツハイマー病の予防や治療法の開発への応用が期待されるという。

 研究グループは、アルツハイマー病のマウスにロスマリン酸を摂取させ、脳内のドーパミン量を調べた。ロスマリン酸を摂取していないマウスに比べ、ドーパミンは大脳皮質などで二倍ほど増加していた。

 マウスの体内に取り込まれたロスマリン酸が、脳内でドーパミンを増加させる酵素の働きを活性化させた上、ドーパミンを他の脳内物質に変化させる酵素の働きも抑制した-との研究成果を発表している。

 平教授は東京大大学院農学生命科学研究科の小林彰子准教授、金沢大大学院医学系研究科の山田正仁教授と共同研究した。平教授は福島大にある、物質中の成分の質量を測定し画像化する「イメージング質量分析装置」を活用して実験結果の分析を担当した。

 ロスマリン酸はシソ科のローズマリーやレモンバームなどのハーブに含まれている。平教授は「ポリフェノールは若さを保つ効果で有名だが、病気予防にも役立つ。今後の研究伸展に期待したい」と語った。

最終更新:6/20(木) 10:01
福島民報

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