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小山美姫、Wシリーズで直面した“課題”とFIA F4で知った“現実”

6/20(木) 18:04配信

motorsport.com 日本版

 今シーズンから始まった女性ドライバーのみのフォーミュラカーカテゴリー「Wシリーズ」に唯一の日本人ドライバーとして挑戦している小山美姫。日本国内のFIA F4にも継続参戦し、さらなるステップアップを目指しているが、 シーズン前半を終えて両カテゴリーとも新たな課題と現実に直面している。

 シーズンオフに行われたオーディションに見事合格し、Wシリーズ参戦の切符を掴んだ小山。開幕戦から彼女の活躍に注目が集まったが、ホッケンハイムで行われた第1戦は7位フィニッシュ。ゾルダーでの第2戦も8位に終わった。

 先日の第3戦ミサノでは自己ベストとなる4位入賞を飾ったものの、自身が目標に掲げている優勝には、まだ程遠い状況だ。

 実際にWシリーズを戦ってみた感想を、小山はこのように語った。

「速さも強さもポテンシャルも持っているし、(特に最初の2ラウンドは)勝てていたと思う部分もありました。正直『この人には絶対勝てない』と感じる人は(Wシリーズの中で)いません。ただ、自分の実力がちゃんと出しきれていない要因のひとつとして、コミュニケーションの部分があるのだと思います」

 エンジニアとは英語でやりとりになるのはもちろんなのだが、Wシリーズでは各ドライバーの担当エンジニアが毎回ランダムで変更される仕組みになっている。つまり、それぞれのレースウィークでイチからコミュニケーションをとって、マシンを仕上げていかなければならないのだ。

「毎回エンジニアが変わる中で、プラクティスが2本しかなくて、予選も25分と短い。そこでコミュニケーションが取れるかというのが重要ですし、難しい部分でもあります。日本と違ってコミュニケーションの取り方について、まだ浅はかなところがあって、そこまで(十分な意思疎通ができる状況に)持っていけていないのが現状です」

「例えば、4kmしかないコースで十数台いる状態の中でトラフィックを避けてアタックをするのは難しいです。そういう時の(細かな調整での)無線のやりとりだったりが十分にできていないところがあります」

「外国人のエンジニアとのやりとりで、さらに無線の調子が悪かったりすると、けっこう聞こえにくかったりするんですよね」

「やっぱりトップに立つためには、すべてが噛み合わなければいけません。その中で、こういった(ドライビング以外の)部分のひとつひとつが流れを悪くしているなと思います」

「本当なら、気がついたら自然と流れがきて、何をやってもうまくいくところまで持っていきたいんですが、私の場合は逆で、ほんのちょっとした部分が足りないことで、うまくいっていない部分があると思います。それが私の場合は“エンジニアさんとのコミュニケーション”です」

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最終更新:6/20(木) 18:07
motorsport.com 日本版

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