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借金生活に株主落胆…ヤクルト村上宗隆の重圧は膨らむ一方

6/20(木) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「がっかりする」

 19日に開かれたヤクルトの株主総会で株主から厳しい言葉が飛んだ。

 リーグ最下位、交流戦も9位。衣笠球団社長兼オーナー代行は「敗因は多々あるが、先発投手陣の不調と中継ぎの登板頻度が高まり、全体的な投手陣の不調が挙げられる」と“謝罪”した。

 社長も気を揉む投手陣は今月8日、練習場所を変えた。これまでは隣接する草野球場で調整をしていたが、この日から野手が練習するメイン球場の外野を使うように。小川監督によれば「一体感を出すため」だという。それでどうにかなるとは思えないが、投手が不甲斐なければ、期待は野手に注がれる。チーム得点(307)は巨人に次ぐリーグ2位。中でも2年目の村上宗隆(19)はリーグトップの52打点、同3位の18本塁打をマークしている。総会でも衣笠社長はこう言った。

「村上は将来の球界を代表する打者になると期待をいただいている」

 一時は4番を任されるなど、低迷するチームの期待を一身に背負っている。そのプレッシャーからか、この日は3打数1安打も交流戦後半は不調気味。石井琢打撃コーチはこう話す。

「少しホームランを騒がれている分、意識しているか分からないけど、どうしても右(ライト方向)にホームランを打ち始めると、今まで打てていた外のボールもホームランにという意識が出てくる。本人とも話したんだけど、自分にそういう気はなくても潜在意識の中でどうしても体が無意識に右に大きいのを、というのがスイングで出ている。良いホームランに味をしめてしまうと、それに取りつかれるように同じスイングをしようとしてフォームが崩れていく。そういうのをふまえて反対方向への意識をさせてね。結局、試合になったら『フォーム』では打てない。相手が打たせまいと投げてくるわけだから、その意識ひとつ変えるだけで良くなるんじゃないかな」

 村上は投手がピンチになると誰よりも先にマウンドへ向かうキャプテンシーもある。されどまだ19歳。周囲の期待を感じれば感じるほど、責任感の強さはプレッシャーに変わる。

最終更新:6/20(木) 12:00
日刊ゲンダイDIGITAL

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