ここから本文です

【アハルテケS】スター候補ゴライアス「ここからが本当の勝負」

6/20(木) 21:44配信

東スポWeb

【アハルテケS(土曜=22日、東京ダート1600メートル)美浦トレセン発秘話】先週末に大挙156頭が競走除外されるJRA史上最悪の事件が起きた。薬物問題は競馬の根幹を揺るがす事象。検査前の物品を販売した行為は論外だし、隠蔽疑惑を抱かせた発覚経緯もあまりにお粗末。公正確保を全うしたJRAの対応が評価される一方で、管理体制の甘さを指摘する声が上がるのも当然のことだろう。被害馬たちの関係者は全くもって気の毒だが、G�開催日でなかったのは不幸中の幸いか。むろん正念場はこれから。重要なのは、よりクリーンでフェアな競馬を施行するシステムづくり。本件は、それを再構築するチャンスと捉えれば、競馬の未来も決して暗くはあるまい。

 さて、気分一新の中でGI宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)を迎える今週、当方が同時に注目しているのは未来を担うスター候補。土曜東京メイン・アハルテケSに出走するゴライアスは、今後のダート界の主力を担う期待を抱かせる逸材である。

 この2戦はともに中山で逃げ切ってのオープン初戦。その着差は1馬身→3/4馬身と地味で、東京マイルも500万(2着)以来という点で人気にブレーキをかけている。ただ、担当の菅野基厩務員の言葉を聞けば、まだまだ奥がある馬というのもよく理解できよう。

「冬場は代謝が悪くて体を絞り切れない。加えてパサパサで力を要するダートも得意な馬ではないんです。その意味で、ここ2戦は半信半疑で送り出してきたのが実情。逆に言えば、梅雨時季の東京マイルはピッタリと思っているし、暖かくなって体も絞れて、動きはこれまでよりずっといい。むしろ近走で一番期待できるんじゃないですか」

 菅野クンの言う通り、不良馬場で行われた未勝利戦(東京ダート8ハロン)は2着に7馬身差の大楽勝だった。それでいて500万卒業に3戦を要したのは、レースを続けて使えない体質の弱さを抱えていたため。アネモネSを快勝し、桜花賞に駒を進めた半姉ライジングリーズンとは、対照的な晩成型なのだろう。

「放牧でリフレッシュして戻ってきたし、以前よりも体質面がしっかりして、いい感じで調整ができている。もともと重賞を狙えるだけの素質を感じてきた期待馬。オープン入りしたこれからが本当の勝負です」とは管理する高木登調教師。薬物騒動の影を吹き飛ばす快走をこの馬に期待しよう。

最終更新:6/20(木) 21:44
東スポWeb

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ

あなたにおすすめの記事