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イタリア財政赤字、景気減速でも改善=首相がEU首脳に書簡

6/20(木) 19:07配信

ロイター

[ローマ 20日 ロイター] - イタリアのコンテ首相は19日遅く、欧州連合(EU)全加盟国の首脳に書簡を送り、同国の財政赤字は景気減速にもかかわらず改善していると主張、財政規律を巡る制裁手続きを見送るよう求めた。

書簡は20日、イタリア政府のウェブサイトに掲載された。

首相は書簡で、イタリアはEUの財政ルールを守るとし、欧州委員会との衝突は望んでいないと表明。

「規制について例外扱いや譲歩を求めるつもりはない」とし、今年の財政赤字が予想よりも「大幅に良い水準」になるとの見方を示した。

今年の財政赤字は現在、国内総生産(GDP)比2.4%と予想されている。

首相は、一時的な歳出入を除いた構造的な赤字が来年0.2%ポイント減少するとの見通しも示した。

欧州委員会は、主にイタリアの債務残高に懸念を示している。同国の債務残高は2007年のGDP比104%から132%に増加。

同委員会は、構造的な赤字についても、今年0.6%ポイントの減少が必要だったが、予想は0.2%ポイント増になっていると指摘している。

コンテ首相は、欧州委員会が最近のイタリア政府の公約にもかかわらず制裁手続きの開始を警告していることは理解できないとし、欧州委員会による財政ルールの解釈がイタリアの景気対策を阻んでいるとの認識を示した。

首相は「イタリアは、イタリア市民と他の欧州市民のため、慎重で一貫した予算政策を採用する」と表明した。

ブリュッセルでは20日から2日間の日程でEU首脳会議が開催される。

最終更新:6/20(木) 19:11
ロイター

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