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ラグビー日本代表、グローバル×ローカル「グローカル」掲げ8強へ

6/21(金) 12:03配信

スポーツ報知

 W杯開幕まで20日であと3か月。日本代表は9日から19日まで宮崎合宿第1弾を行った。代表候補約60人で2月から始動し、合宿、強化試合を経て絞られた42人のうち、外国出身選手は19人。出身地は韓国、トンガ、フィジー、南アフリカ、オーストラリア、サモア、ニュージーランド(NZ)と幅広い。来日の経緯、日本で代表になると決めた理由などはさまざまだが、チーム独自のテーマ「グローカル」のもとで、8強以上を目指している。

 NZ出身でフィジー人の母を持ち、高校時代から日本で生活するリーチ・マイケル主将(30)=東芝=には持論がある。

 「今後も必ず日本代表には外国人選手がいる。日本はNZのマネをしても強くならない。外国から新しいアイデアを取り入れるのは大事。グローバル化は日本が一番うまくやっていて強くなっていると思う。外国から来てもみんなが同じものに向かって頑張れるか。それがW杯の一つのキーポイント」

 代表選手になぜ外国人が多いのか。ファンからよく出る疑問だ。3年以上住めば代表資格が得られ、その国の言葉が話せなくてもOK。一説には発祥の地・英国から広まっていった際、国籍よりも地域で選ぶ方が戦力が均衡したため、独自のルールが定着していったとされる。

 1987年第1回大会のシナリ・ラトゥ、ノフォムリ(ともにトンガ出身)に始まり、W杯の日本代表には毎回、外国出身選手が名を連ねている。今回の宮崎合宿宿舎の食堂兼ミーティングルームの入り口には、歴代のキャップ保持者、名選手の紹介が書かれた円柱がある。

 95年はNZ代表で、99年は日本代表でW杯に出場したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「外国出身選手も日本に対するつながりを持ち、自分も国民の一人として戦うんだという感情を持ってほしい。時系列でどういう選手がいて、どういう活動をして、どういう成績を残してきたかというのを書くことで歴史を感じられる」と狙いを語る。チームの一員扱いの甲冑(かっちゅう)「カツモト」、日本刀、武士が描かれたTシャツ…「日本」を感じる仕掛けも随所にある。

 高校時代に来日、あるいは大学から留学、トップリーグのチーム入団で来日、日本人女性と結婚、帰化…選手によって事情は異なる。グローバルとローカルを合わせた言葉「グローカル」を掲げ、代表のグラウンド上では日本語、英語、トンガ語などさまざまな言語が飛び交う。互いに理解し合い、高め合い、目標の8強以上に向かって、チームスローガン「ONE TEAM」になって向かっていく。(大和田 佳世)

 ◆ラグビーの代表資格 〈1〉当該国で出生〈2〉両親、祖父母の1人が当該国で出生〈3〉プレーする直前に36か月以上継続して当該国に居住―3つのうちのいずれかを満たし、他国で代表経験がなければ代表資格を得ることができる。21年以降は居住期間が60か月に延長される。

最終更新:6/22(土) 20:52
スポーツ報知

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