ここから本文です

日本人初のNBAドラフト指名・岡山恭崇氏、八村塁で日本代表強くなるきっかけに

6/21(金) 6:03配信

スポーツ報知

 NBAのドラフトは20日午後7時(日本時間21日午前8時)、米ニューヨークで行われる。日本人初の1巡目指名確実で、10~20位が予想されるゴンザガ大の八村塁(21)は19日、注目株の一人として現地で会見し「信じられない。日本のバスケットにも大きなこと」と目を輝かせた。注目のドラフトを前に、1981年に日本人で初めてNBAドラフトでウォリアーズから指名を受けた岡山恭崇(やすたか)氏(64)=会社役員=が当時を振り返ってエールを送った。(取材・構成=小林 玲花)

【写真】八村塁、日本人メジャー投手との豪華2ショット公開

 当時のドラフトは現在の2巡目までとは異なり、10巡目までが指名された。身長230センチの岡山氏は8巡目の全体171位でウォリアーズから指名を受けた。ただ当時、日本でNBAは浸透しておらず「そんなリーグがあることを知ってるくらい。知らないうちにエントリーされていましたから。(指名を受けても)新聞とかテレビにちょっと出たくらいでした」。プロが五輪に出場できない時代でもあり「交渉せずに終わった」という。

 1979年4月に住友金属へ入社。同時に日本代表に選出された。バスケを始めたのは大学から。高校では柔道部で、強豪・九州学院高を卒業している。転向したのは大商大の監督の熱心な誘いだったという。

 大学3年時に、米ポートランド大に留学。バスケの本場でもまれ、日本と180度違う環境に圧倒された。「練習着は置いておけば次の日に洗ってある。足を出せばテーピングをしてくれる。ウェートトレーニングの環境がそろっている。食事もキャンパス内で朝昼晩と食べ放題。今の日本のプロのようなことをすでに大学でやっていたんですよ」

 NBAを目指すための環境、施設、選手の意識の違い、全てに差を感じていた。実際に指名を受けても「ビックリでしたけど、NBAでプレーできる実力はないと思っていた。すごい人たちばかりでしたから。今思うと、8巡目だったらノーチャンスですね」。

 日本人2人目のNBAプレーヤーとなった渡辺雄太(グリズリーズ)は米国の大学を経てのNBA入りを選んだ。「いいと思う。米国の大学は(勉強も)すごく厳しいし、(バスケも)競争が激しい。そういう道に自分で決断して行くことがNBAにつながっていく」

 岡山氏の名前がコールされてから38年。日本人2人目として八村の名前が呼ばれようとしている。「考えられないです。今は60人しか選ばれませんから。NBAでしっかり結果を出してほしい。日本代表がさらに強くなるきっかけにもなる」。21年ぶりのW杯(8~9月、中国)、44年ぶりの五輪が控える男子代表の未来を託した。

最終更新:6/21(金) 14:03
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい