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【広島】小園が初出場初先発で初打席初安打…初得点に初失策も華々しすぎるデビュー

6/21(金) 6:04配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 広島7x―6ロッテ(20日・マツダスタジアム)

 広島のドラフト1位・小園が「1番・遊撃」でプロ初出場し、初回の第1打席でいきなり左前安打を放った。球団の高卒新人野手の初打席初安打は1990年の前田智以来、29年ぶりの快挙。635試合連続フルイニング出場の田中広の記録をストップさせてまで起用した首脳陣の期待に応えた。チームは6点リードを追いつかれたが、サヨナラ勝ちで貯金を8に戻した。

【写真】持ってる!初回先頭の小園がプロ初打席で左前打

 小園が歓喜の輪に駆け込んだ。9回2死満塁、会沢の左前打でサヨナラ勝ち。ドラ1野手は笑顔を見せた。

 新人離れした対応力を見せつけた。初回の第1打席。種市の真っすぐ2球で追い込まれた後、3球目のフォークにタイミングを外されながらも右手一本で左前に落とした。「1軍でプレーする気持ちを持ち続けてきた。2軍でやってきたことの全てを発揮したい」。捕逸と菊池涼の犠打で三塁に進むと、西川の右中間三塁打で生還し、プロ初得点もマークした。

 球団の高卒新人野手のプロ初打席初安打は90年の前田智以来、29年ぶり。その後は4打席で凡退したが、思いきったスイングを見せた。「全力プレーでチームに貢献したい」。8回には田村の三遊間のゴロを捕り損ね、プロ初失策。ただ、果敢に打球に向かう姿勢は忘れていなかった。

 正遊撃手の田中が打撃不振もあり、前日(19日)の試合後に昇格が決まった。ちょうどファームの関西遠征中で家族と食事中に連絡を受けた。父・孝志さん、母・こずえさんも驚いていたが「思いきってやってこい!」と背中を押された。緒方監督は首脳陣の会話の中で「新しい風を吹かせてほしい」と話していたように、交流戦最下位のチームには格好の起爆剤となった。

 2軍戦では打率1割8分9厘、4本塁打、14打点と満足いく数字を残せていないが、右足の上げ幅も小さくするコンパクトなフォームに改良してきた。「クイックも1軍になると速いし、ストレートの力も強い。それに遅れないようにですね。良くても悪くても全力プレーでチームに貢献するだけです」。いきなり結果を出す勝負度胸は超一流の証し。ドラフト4球団競合の逸材が、華々しすぎるデビューを飾った。(表 洋介)

 ◆小園 海斗(こぞの・かいと)2000年6月7日、兵庫・宝塚市生まれ。19歳。逆瀬台小1年から「宝塚リトル」で野球を始める。光ケ丘中ではボーイズリーグの「枚方ボーイズ」でプレー。ロッテ・藤原とはチームメート。3年時にU15日本代表。報徳学園高では1年春からレギュラー。甲子園は2年春に4強、3年夏に8強。18年ドラフトで4球団競合の末、広島に1位指名。178センチ、84キロ。右投左打。年俸800万円。

最終更新:6/21(金) 6:36
スポーツ報知

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