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音楽は10年以内に消える、ビリオネアのVCが予言

6/20(木) 20:12配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

いずれ我々は、好きなバンドやアーティストを聴くことはなくなる。気分に合わせてカスタマイズされた音楽を聴くようになる。少なくとも、ビリオネアでベンチャーキャピタリストのビノッド・コースラ(Vinod Khosla)氏は、そう考えている。

「今から10年後には、もう音楽を聴いていないと本当に思う」

クリエイティブ・ディストラクション・ラボ(Creative Destruction Lab)が開催した第2回スーパーセッションに登壇したコースラ氏はそう語ったとTechCrunchは伝えた。

その代わり、ユーザーは各自の好みや必要性に応じて作られた音楽を聴くようになるとコースラ・ベンチャーズ(Khosla Ventures)のCEOを務める同氏は考えている。

同氏の意見は突拍子もないように思えるが、いくつか裏付けとなる証拠もある。例えば、ユーザーは特定のアーティストやバンドよりも、気分に合わせたプレイリストを聴くようになっている。

Techcrunchは、音楽業界、そして個人ごとにカスタマイズされた音楽を作ることにおけるAIの役割をテーマにしたジャーナリストのスチュワート・ドレッジ(Stuart Dredge)氏のMediumの投稿を取り上げた。

ドレッジ氏は、ユーザーのスポティファイ(Spotify)の使い方をユーザーの音楽の聴き方が変わっていることの例としてあげた。つまりユーザーは、特定の音楽を必要に応じて選ぶよりも、行動や気分に合わせたプレイリストをますます聴くようになっているとドレッジ氏は述べた。

Business Insiderはこの件についてスポティファイにコメントを求めたが、返答はまだない。

ドイツ生まれのアプリ「エンデル(Endel)」は最近、ワーナー・ブラザース(Warner Bros)と配信契約を結んだ。こうした音楽のスタイルは確実に広がっている。エンデルはユーザーのロケーション、時間、天気のデータを入手して、ユーザーの集中力を高めたり、ユーザーがリラックスできるパーソナライズされた「サウンドスケープ」を作り出す。

例えば、このアプリがユーザーの気分を読み取ることができるヘッドフォンと組み合わされ、将来、ユーザーの気分に合わせて、ユーザーが聴きたいと感じている音楽を提案する機能が搭載されるかもしれない。

[原文:A billionaire venture capitalist thinks music as we know it will be dead in 10 years]

(翻訳:仲田文子、編集:増田隆幸)

最終更新:6/20(木) 20:12
BUSINESS INSIDER JAPAN

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