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サッカー南米一=コパ・アメリカ座談会1

6/20(木) 7:50配信

ニッケイ新聞

本命はブラジルかウルグアイか?=100年を超す伝統の大会

 14日から、サッカーの南米一を決めるコパ・アメリカがブラジル国内で開催されている。今年は日本もゲスト国として参加するなど、日系社会的にも特に注目される大会だ。3年後に控えるW杯への良い景気づけにするべくブラジル代表(セレソン)や日本代表の健闘を祈りたいところだが、今大会の展望を、井戸規光生、沢田太陽両記者が分析する。

高齢選手の目立つセレソン

【井戸】コパ・アメリカがはじまるわけですけど、まずセレソンはいかがですか?
【沢田】僕だけが言ってるわけじゃないけど(笑)、やっぱりフェルナンジーニョの選出は納得できないな。
【井戸】W杯で2度イメージ悪くて、昨年のW杯後に召集されていませんでしたからねえ。
【沢田】いくら所属(マンチェスター・シティ)で結果を出していると言っても大舞台に弱いのは実証済で、33歳でしょ。なぜ欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)で優勝したチーム(リバプール)のボランチのレギュラー、ファビーニョが入らないのかと。
【井戸】これは誰もが驚いた落選ですよね。あと、もう一つ不満として多かったのがルーカス(トッテナム)の落選。CL準決勝でハットトリックまでしたのに。
【沢田】これは兼ね合いなのかなあ。今回、国内からエーヴェルトンが選ばれてるよね。
【井戸】もう今やグレミオの攻撃の軸ですよね。少し前は(リオ五輪でも活躍した)ルアンの方が評価は高かったのですが、逆転しました。
【沢田】今回、W杯の時のウィリアンだったり、ダグラス・コスタといった、ドリブルで上がってセンターにクロスあげるタイプの選手がいないよね。そこでそのタイプのエーヴェルトンがほしかったのかなと。
【井戸】なるほど。他の攻撃はどうでしょう。
【沢田】リシャルリソンがいることで厚みができたよね。彼はウイングだけでなく、センター・フォワード(CF)もできる。W杯で活躍できなかったガブリエル・ジェズス、フィルミーノにもうひとつ選択肢が加わった。
【井戸】今回はCFのレギュラーはフィルミーノですかね。
【沢田】ありえると思う。ジェズスは若いのにうまくやろうと守備とかまで、がんばってするんだけど、もう少し得点への意欲がほしい。
【井戸】あと全体的に高齢ですよね。特にディフェンダー。現状で33歳以上が4人もいて。
【沢田】ここが一番残念だったね。特にセンターバックのミランダ(35歳)とチアゴ・シウヴァ(34歳)ね。せっかく、マルキーニョスともうひとり誰を組ませるかを試せるチャンスだったのに。デデー(30、クルゼイロ)とか使えばいいのに。いくら、所属クラブでの今季の成績が良かったからと言って、2022年には40近いんだぜ。
【井戸】これ、思うにですね、次のW杯予選の都合上の問題かと。と言うのは、22年のカタール大会は11月の開催と、例年より半年近く遅いんですよね。その都合もあり、南米予選が例年なら今年9月からはじまるはずが来年の前半までずれこんでいる。それもあり、今年の後半は毎月親善試合なんですよ。僕が思うに、チッチはそこからW杯予選用の人選をはじめて、コパ・アメリカにはあえて現状でベストなメンバーを多少高齢でも選んだのかと。
【沢田】なるほどね。堅実なチッチらしいと言えばらしい。
【井戸】今回優勝を逃すと、“監督解任”もありえる話ですからね。

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最終更新:6/20(木) 7:50
ニッケイ新聞

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