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サッカー南米一=コパ・アメリカ座談会2

6/20(木) 8:07配信

ニッケイ新聞

100年を超す伝統の大会=日本の浮沈は新星久保次第?

【井戸】ここから少し趣向を変えて、コパ・アメリカの歴史を紹介していきます。ところでコパ・アメリカって何回目かご存知でしたか?
【沢田】いや。
【井戸】1916年に始まったコパ・アメリカは今年で46回目なんです。欧州選手権は1960年開始で、まだ15回しか行われていません。4年おきの開催をしっかり守る欧州とは違って、コパ・アメリカは大会の間隔がまちまちだったため、46回目になってしまいました。
【沢田】2015年にチリでやったと思ったら、2016年にも米国で、南北アメリカ大陸合同の大会をやったりもしたよね。来年も、コロンビアとアルゼンチン共同開催でやるんじゃないかとの噂もでているね。選手たちも大変だ。
【井戸】これまで最も多く優勝しているのは、ウルグアイ(15回)で、2位に14回のアルゼンチン、ブラジルは8回で3位です。
【沢田】ブラジルが最後に優勝したのは2007年。1993年から26年も優勝から遠のいているアルゼンチンよりはましとも言えるけど、アルゼンチンをみて安心するより、優勝を目指さないとね。

日本代表、なるかW杯の雪辱?

【井戸】1999年以来、20年ぶりに招待出場する日本の紹介も忘れてはいけません。ただ、今回大きな問題が…。
【沢田】アジアサッカー連盟(AFC)所属の日本には、コパ・アメリカに選手を強制的に出場させる権限が無いんだよね。
【井戸】去年のロシアW杯後に発足した、森保JAPANの主力の多くが来ていません。堂安、南野、大迫、吉田、長友らがいてくれれば、もっと強力だったんですけど。出場を断ったのは、選手と言うより、所属クラブでした。
【沢田】Jリーグチームからも、「Jリーグは中断できないから、あまり多く連れて行かないで」との声が出た。
【井戸】だから「来年の東京五輪のチームの強化が目的」との大義名分を考え、「Jリーグからは22歳以下の選手に限定する」「一つのチームから大勢呼ばない」と約束したので、代表初選出が13人も出てしまいました。
【沢田】これまでも招待国が、年齢制限付きのメンバーを送った例もあるけど、少し残念だな。
【井戸】そんな中でも、注目されるのが、FC東京所属のMF久保建英(18)ですね。
【沢田】彼は10歳だった2011年に世界的名門のFCバルセロナの育成チームに入団したんだ。そこで順調にトレーニングを続けていたんだけど、後になって「18歳未満の選手は国外チームへ移籍禁止」と、国際サッカー連盟が決めて、帰国しなくてはならなくなったんだ。15歳からJリーグに出ていたみたいだけど今やFC東京の主力。
【井戸】18歳になったばかりの彼は、FC東京でレギュラーを張り、チームを首位(6月7日時点)に押し上げています。
【沢田】そんな若さで、本気の南米チームと戦うなんて夢があるね。今大会は彼の活躍に期待だ。もう1人挙げるなら、数少ない、森保JAPANの主力の中で所属チームが参加を認めた中島翔哉(24・アル・ドゥハイル)もだね。大会前の親善試合では完全にチームの中心だった。

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最終更新:6/20(木) 8:07
ニッケイ新聞

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