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【ブラジル】リオの医療機関 今年すでに銃創患者1300人に対応

6/20(木) 19:56配信

サンパウロ新聞

 リオ・デ・ジャネイロ市内にある州立および市立の医療機関では2017年から19年4月末までの間に、銃で撃たれて負傷した患者1万159人に対して医療行為を行った。内訳は、州立の医療機関で手当てや治療を行ったのは5632人、リオ市立の医療機関で対応したのは4527人。伯メディアが18日付で伝えた。
 今年1月から4月末までの間にリオ市内にある州立の機関が手当てや治療を行った銃創患者の数は842人。平均すると1日に7人のペースで銃で撃たれた負傷者に対応した計算だ。17年と18年はそれぞれ1日に6人のペースだった。また、リオ市立の医療機関が今年に入ってから3月末までの間に対応した銃創患者は518人。平均すると1日に5人のペースだ。18年の年間の平均は1日に4人、17年の平均は1日に6人だった。
 多くの専門家はリオ・デ・ジャネイロ市内のこのような状況について、戦争状態にあるどこかの国のようだとしている。
 リオ市内南部、「ロシーニャ」や「ヴィヂガル」といった巨大ファヴェーラ(スラム)の近くにある市立ミゲル・コウト病院には今年1~3月に40人の銃創患者が運び込まれた。そして、その患者らの体に撃ち込まれた銃弾は医師達を驚かせた。その多くがライフルや9ミリ拳銃、そして高速弾を使用する銃器から発射されたものだったからだ。同病院の外科医長は「我々が38口径の銃弾を(患者の体内から)取り出すことは滅多にない。我々が多くの銃創患者から取り出すのはファヴェーラの武器、戦争用の武器のものだ。ここにいるのは都市戦争の患者だ。我々はライフルで撃たれた患者をより多くみている」と話す。

サンパウロ新聞

最終更新:6/20(木) 19:56
サンパウロ新聞

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