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スマホで後頭神経痛。注射20回の地獄を見てきました

6/20(木) 21:15配信

ギズモード・ジャパン

何カ月か前から頭痛が始まって、ちょっと普通の痛みじゃないんですよね。

二日酔いが「割れる」ような痛みなら、これは「焼けつく」ような痛みで。真っ赤に焼けた鉄の棒で頭をぶん殴られて痛みが頭蓋骨全体を稲妻のように駆け抜ける感じなんです。

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神経学の専門医に相談にいった時には、もう死を覚悟してました。大げさだけど、本気です。ちょうど2年前にいとこが脳のがんと診断されたばかり(頭痛がひどくて診察に行ったら、脳腫瘍が原因だった)なので。あれ以来、うちでは脳関連のことにひどく敏感になってるんです。まさかとは思ったけど、2週間前ニューヨーク大学附属病院の待合室で待ってる時には最悪の事態を想定して、握りこぶしに我知らず力が入ってました。

「大体のことはわかったわ」―20分診断すると、Myrna Cardiel医師はこうあっさりと言いました。診察では、どんな痛みかまず聞かれました。あとは目に光を当てて、コーディネーションスキル(脳の命令と身体の動きが連動するかどうか)をチェックして、歩かせてみたり、質問を山ほど。それがひと通り終わると、医師はGoogle開いて、こんな恐ろしげな言葉を入力したんです、occipital neuralgia(後頭神経痛)。

Google検索で出てきた画像を見せながら、医師は、首の後ろで脊柱から後頭神経が出てきて頭蓋骨全体に枝分かれしていく様子を説明しました。後頭神経痛というのは、なんでも、神経の根っこのところに圧力や損傷が加わってる状態のことで、慢性の焼けつくような頭痛が起こるんだそうな。痛みは後頭部や側頭部に局所的に現れることもあるし、僕の場合のように、脳天に突き抜けるような痛みになって現れることもあるそうです。スクロールダウンしていったら、頭蓋骨全体に神経が広がる図、医師が患者の頭蓋骨に針をぶすぶす突き刺してる写真が出てきて、またまた握りこぶしに力が入ってしまう自分。

「原因はなんなんですか?」と、眉間に深いしわを刻みながら詰め寄ると、「ラップトップとかデスクトップ使う業種?」と聞かれました(仕事するときはデスクトップで、画面は支柱で支えるタイプのやつ使ってます!)。寝るときの姿勢も(なるべく身体は真っ直ぐに伸ばしてます!)。な~んか首の筋肉に負担がかかるものは、なんでも原因になっちゃうらしいんですね。となれば当然、思い当たることはひとつです。

スマホの使用は?携帯見るときは首が曲がりっぱなしなんで、もしかしてそれと関係あるのかも。

すると、Cardiel医師はこう言いました。

実言うと、私もこの神経学の仕事に就いて10年になるけど、この手の症例が激増したのはスマートフォンが普及してからなのよ。論文書かなくっちゃ。

やっぱり…。確かに論文要るよね。「後頭神経痛 スマートフォン」で検索したら、ハンドヘルド端末で首に負担がかかると警告する最近の論文が地方紙スーシティ・ジャーナルに出てました。そこで引用されていたのがこの論文で、なんでも頭を前に60度傾けると、脊柱の一番上と周辺の筋肉にかかる圧力は27kg増えるんだそうな! それだけの重みがかかって傷まないわけがないよね!

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最終更新:6/20(木) 21:15
ギズモード・ジャパン

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