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これを読めばすべてわかる! セリエA 18-19シーズン「全クラブ通信簿」(1位~10位編)

6/20(木) 18:30配信

SOCCER KING

 優勝争いという言葉は、今シーズンのセリエAには不要なものだった。久しくイタリアに不在だった世界的なスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドの加入が大きな話題となったものの、開幕からユヴェントスの強さは際立ち、圧倒的な戦力でリーグを支配。折り返し地点で2位ナポリとの差は9と開き、この時点でユーヴェ優勝は揺るがないものとなった。

 人々の関心は、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに向けられ、また、アタランタの躍進は大きなサプライズに。育成に力を注ぐクラブの快進撃は称賛に値し、今後の補強のあり方に対しても一石を投じるものだ。一方、インテルはかろうじてCL出場権を獲得したものの、主将の座をはく奪され、招集を拒否したマウロ・イカルディに振り回される形に。その宿敵ミランは、パオロ・マルディーニをフロントに迎えたが、CL出場権を逃し、またしてもクラブ再建は失敗に終わった。

 中位では、降格の危機にあったボローニャが、シニシャ・ミハイロヴィッチの監督就任とともに大きな巻き返しに成功。指揮官交代がプラスに働く、少ないレアケースだった。下位争いに目を向けると、早々に、不甲斐ない戦いに終始したキエーヴォの降格が決まり、2度目のセリエA挑戦となったフロジノーネも残留は叶わず。エンポリが最後まで降格に抵抗したことで、ジェノアに加え、フィオレンティーナまでもが残留争いに巻き込まれたのは驚きだった。

 最有力のC・ロナウドを抑えて得点王に輝いたのは、サンプドリアのファビオ・クアリアレッラ。36歳にして初めての受賞となった。導入から2年目のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は、判定を委ねられた主審の誤審が多く、初年度以上に物議を醸した1年となり、来シーズンに課題を残した。なお、今シーズン限りで、ユヴェントスのアンドレア・バルザーリが現役引退、ローマのダニエレ・デ・ロッシが退団を表明している。

文=佐藤徳和/Norikazu Sato
写真=Getty Images

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最終更新:6/20(木) 18:30
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