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英保守党党首選、候補者は4人に ジョンソン氏を批判の候補敗退

6/20(木) 11:34配信

BBC News

イギリスの保守党党首選は19日に3回目の議員投票を行い、ボリス・ジョンソン前外相、ジェレミー・ハント外相、マイケル・ゴーヴ環境相、サジド・ジャヴィド内相が勝ち抜いた。今回は、ローリー・スチュワート国際開発相が得票数27票と最下位で敗退した。

18日の第2回投票ではドミニク・ラーブ前EU離脱相が敗退している。

第3回投票のトップはジョンソン氏の143票で、第2回より17票増えた。ハント氏が54票でこれに続き、ゴーヴ氏は51票、ジャヴィド氏は38票だった。

保守党は20日に立候補者を2人まで絞った後、全国の保守党員による決選投票を行う。新党首は7月22日の週に決まる予定だ。

次期党首は自動的にイギリスの首相となる。メイ首相は後任が決まるまで首相にとどまる。

スチュワート議員はイギリス各地を回って集会を開き、それをソーシャルメディアでシェアするなど、これまでにないやり方で党首選を戦ってきた。

また欧州連合(EU)離脱をめぐっては、EUがブレグジット(イギリスのEU離脱)協定の再交渉を認めていないことや、合意なしブレグジットは経済に打撃を与える可能性があることを強調。他の候補者は実現できない約束をするなど現実味に欠けていると指摘していた。

特に第1位だったジョンソン前外相については、支持者の期待に応えない恐れがあると強く批判している。

スチュワート氏は敗退について「がっかりしている」とBBCに話し、ブレグジットについて自分の言い分を保守党が「聞く用意がないようだった」と述べた。自分が訴えた中道寄りの政策の重要性についても、同様だったと話した。

スチュワート氏は、もしジョンソン氏が首相になった場合、閣僚としてその下で働くことはあり得ないという姿勢で、「どうやら自分の閣僚としての辞表を書いたに等しいようだ」とも述べた。

スチュワート氏は、この先どの候補者を支持するか明らかにしていない。

イギリスは3月29日にEUを離脱する予定だったが、イギリス下院がテリーザ・メイ首相がEUと取りまとめたブレグジット協定を承認しなかったため、10月31日に延期されていてる。

4位だったジャヴィド氏は党首選に残る方針を示した。自分とジョンソン氏との一騎打ちになるなら「建設的な競争」を生み出すことができるはずだと語った。

「国民は変化を求めている。私たち(保守党)が変化を作らなければ、国民はコービン(労働党党首)の形をした変化を選ぶだろう。私なら変化を実現できる」

第3回投票を2位で通過したハント氏はツイッターで、「議員はボリス(・ジョンソン氏)に最も勝てそうな人物として私を3回も選んだ。最後の2人に残れるなら心血を注いで彼に人生の試練を与えようと思う。こんにちの政治では予想していなかったことがよく起こる。試練を通らずに航海に送り出すのは大きすぎる賭けだ」と語った。

https://twitter.com/Jeremy_Hunt/status/1141392685086982144

ジョンソン氏を支持しているジョニー・マーサー議員はBBCの取材に対し、ジョンソン氏は大きくリードを広げていることに「慢心」していないし、「まだやるべきことはある」と話した。

一方、ゴーヴ氏を支持しているデイミアン・ハインズ教育相は、ゴーヴ氏はハント氏との「差を縮めて」おり、勢いづいていると述べた。

(英語記事 Rory Stewart out of Tory leadership race)

(c) BBC News

最終更新:6/20(木) 11:44
BBC News

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