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参院選 茨城選挙区、現新5氏の争いへ 野党議席が焦点

6/21(金) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

7月4日(同21日投開票)が有力視される参院選の公示まで、約2週間となった。茨城選挙区(改選数2)は20日までに、現新5氏が立候補を表明した。同区は自民党と野党第1党の旧民主・民進系が「指定席」を分け合ってきた構図が続く。国民民主現職だった藤田幸久氏が立憲民主に電撃移籍し、旧民進系の候補者選びが紆余(うよ)曲折の末に決着した。自民は候補者を1人に絞っており、日本維新の会、共産が割って入れるかが注目される。野党候補はいずれも日本原子力発電(原電)東海第2原発の再稼働反対を主な訴えに掲げ、有権者の判断も分かれそうだ。

茨城選挙区に立候補を表明しているのは、元副知事で自民現職の上月良祐氏(56)、元経産官僚で立民新人の小沼巧氏(33)、前那珂市長で維新新人の海野徹氏(70)、元県議で共産新人の大内久美子氏(69)。政治団体「NHKから国民を守る党」新人で元東京都江戸川区議の田中健氏(53)が20日、出馬の意向を明らかにし、5氏による争いの見通しとなっている。

上月氏は神戸市出身で、総務官僚から県総務部長、副知事を歴任し県行政に通じる。参院議員に転じてからは農水政務官を務めるなど政策通として頭角を現している。昨年7月に公認を得て、千を超す団体・企業から推薦を取り付けた。自民支部の総会や友党・公明の時局講演会を回って地盤を固める。

小沼氏は鉾田市出身。経産官僚からコンサルティング会社に移った。旧民進系の立民と国民は一時、国民県議の擁立でまとまったが、原発ゼロを掲げる政策の相違などから立民本部が小沼氏擁立に踏み切った。国民や連合茨城の支援を受け野党第1党が守ってきた議席の死守を目指す。現職の藤田氏は全国比例に回る。

海野氏は当初、立民からの公認を念頭に立候補の意向を示した。しかし立民が小沼氏擁立に傾き、支援者との協議の末、維新からの出馬を決めた。那珂市長時代から東海第2原発の再稼働に反対の立場を鮮明にしている。茨城維新代表の石井章参院議員(比例代表)と協力して同党から新風を吹き込む考えだ。

大内氏は共産県委副委員長。水戸市議、県議各当選5回の実績を持ち、女性議員として活躍した。過去には水戸市長選や衆院選(茨城1区)に挑戦している。村上達也前東海村長らでつくる市民団体「県市民連合」のバックアップを受け、憲法改正阻止や東海第2原発再稼働反対などの主張を展開する。

田中氏は江戸川区出身。2015年まで同区議に5回当選し通算18年務めた。NHKの受信料不払いを主張する政治団体は、先の統一地方選で20人を超す議員を誕生させ一定の知名度を得た。参院選の主張もNHK批判を中心に展開する。

立候補予定者説明会が20日、県庁で開かれ、5陣営の関係者が出席した。(黒崎哲夫)

【参院選茨城選挙区立候補予定者】
(改選数2)
上月良祐 56 元農水政務官 自現
小沼巧 33 元経産省職員 立新
海野徹 70 前那珂市長 維新
大内久美子 69 元県議 共新
田中健 53 元江戸川区議 諸新
(数字は年齢、敬称略)

茨城新聞社

最終更新:6/21(金) 4:04
茨城新聞クロスアイ

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