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広島・小園が90年前田以来の高卒新人野手初打席初安打 今後はどうなる?

6/21(金) 16:31配信

東スポWeb

 コイの黄金ルーキーが堂々のデビューだ。広島・小園海斗内野手(19)が20日に一軍昇格し、ロッテ戦(マツダ)に「1番・遊撃」でプロ初先発初出場。第1打席で種市からプロ初打席初安打となる左前打を放った。

 広島の高卒新人野手によるプロ初打席初安打は1990年の前田智徳以来のこと。いきなり球場のボルテージを最高潮に上げると、湿っていた打線が一気に点火。会沢、西川、鈴木の本塁打などで6回までに6点を奪った。救援陣が打ち込まれて9回に追い付かれたものの、最後は小園の初安打で「乗っていけた」という選手会長・会沢のサヨナラ打で7―6の激戦を制した。

 小園は9回の守備から田中広輔内野手(29)に代わってベンチに退き、デビュー戦は5打数1安打。8回には失策もあったが「思い切ってやれた」。緒方監督も「初打席で安打が出るんだから何か持ってるね」と評価したが、今後については「これから使うかどうかは別として…」と前置きし「失敗を恐れることなく一つひとつ経験して成長していってもらいたい」と話した。

 この日、黄金ルーキーの一軍デビューに伴い、田中広の連続フルイニング出場がプロ野球歴代6位の635試合で止まった。リーグ3連覇の立役者でもあるが、今季は打率1割8分7厘と低迷。田中広は「自分のことより、チームが勝つことが大事。(記録が止まった悔しさは)もちろんありますが、いずれはくること」と受け止めたが、小園の抜てきは田中広を“限界”と判断した指揮官の決断だった。

 それでも緒方監督が田中広を見切ったわけではないという。チームスタッフは「優勝を目指す上では、やっぱり広輔がグラウンドに立ち続けることがベスト。今は『ひと息入れようか』ということです。高卒ルーキーがいきなり取って代われるほど、ここは甘い世界じゃありませんよ」と指揮官の思いを代弁する。

 つまり小園に今回求められた役割は、あくまで不振の田中広とチームへの“カンフル剤”ということ。それでもキャンプ中から自力でプロの高い壁を何度もぶち破り、広島の高卒新人では異例の開幕一軍ベンチ入りを勝ち取った男だ。当面与えられたチャンスは交流戦残り4試合。その間にどこまで存在感をアピールできるか注目だ。

最終更新:6/21(金) 16:31
東スポWeb

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