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【宝塚記念GP値】マカヒキ「39」復活するなら「ここしかないくらいの気持ち」

6/21(金) 21:16配信

東スポWeb

【宝塚記念(日曜=23日、阪神芝内2200メートル)令和元年・宝塚決戦「夏の祭典」独断!グランプリ値】宝塚記念の有力馬の可能性を数値化する「グランプリ値」。連載最後は友道厩舎のマカヒキ。現時点の力が把握しにくい「3年前の日本ダービー馬」の評価はいかに!?

◇マカヒキ(GP値39=実績7、トレセン10、舞台7、ローテ9、道悪6◇

 現代競馬で成績を上げようと思えば、短期放牧をフル活用し、馬房を回転させることが何より重要。ゆえに昨年の天皇賞・秋(7着)から一度も放牧に出されていないマカヒキの存在は非常にレアケースだ。

 すでに8か月以上も在厩調整を続けているにもかかわらず、レースへの出走は今回が5走目。オーナーの理解はもちろんだが、マカヒキのために馬房をひとつ潰しているキュウ舎の決断は相当なものだろう。

「天皇賞・秋も1週前までは悪くなかった。この状態で(武)豊さんに乗ってもらえるなら、楽しみを持って東京に行けると思っていたくらいなんですが…。しっかりと負荷をかけた1週前追い切りが、逆に負担となって一気に状態を落としてしまった。以前のマカヒキにできたことが現在はできなくなっている。じっくりと時間をかけて、体を緩めずにベースを作っていく作業が必要だと、あのときに思ったんです」(大江助手)

 天皇賞・秋から一度も放牧に出さず、在厩で調整しているのも、それが理由。「認めてくれたオーナーと調教師には本当に感謝しています」は偽らざる本心だろう。

 現在のマカヒキに、ダービーを勝ったころのような躍動感はない。確かにマカヒキは変わってしまった。しかし、以前の姿を無理に追い求めるのではなく、当時とはキャラ違いの“バージョン2”を突き詰めることを考えた。この発想こそが素晴らしい。

 昨秋とは明らかに違う現在のマカヒキの姿を見れば、長い在厩期間は決して無駄ではなかったと思えるはず。坂路4ハロン50・6秒をマークした最終追い切りがその証しとなろうか。

「1週前に強い負荷をかけて、レース週はそれを維持。これがウチの厩舎の調教パターンで、マカヒキも同じようなことをしてきました。でも、本当にいいときは違う。決して無理をしていないのにレース当週も速い時計が出てしまう。それが本来のマカヒキなんです。昨秋は1週前の状態を維持することさえもできなかったのに、今回はレース週にもう一段階上げることができたんですよ。昨夏の札幌記念(2着)も悪くはなかったし、前走の大阪杯(4着)も状態は良かった。でも、今回はさらにいい。本音を言えば、“ここしかない”くらいの気持ちで挑みます」と大江助手。

“脱トレセン”のスタイルに逆行する在厩調整が実を結ぶ瞬間は、すぐそこまで来ている。

最終更新:6/21(金) 21:16
東スポWeb

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