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幼稚園バスが地道に進化を遂げていた!【はたらくクルマ】

6/21(金) 16:30配信

オートックワン

想い出の中を走る幼稚園バスだけど

幼少期に乗った幼稚園バスには思い出がいっぱいある、という人も多いのではないでしょうか。あるいはお子さんがいらっしゃるご家庭なら、今まさに朝夕の送り迎えで大活躍しているかもしれません。

■幼稚園バスは普通のバスと何が違うの!? 画像で見てみる[画像36枚]

雨の日も風の日も、友達が待っている幼稚園に連れて行ってくれるあのバス。かわいい絵がペイントしてあったかもしれません。そんないろんな思い出の詰まった幼稚園バスは、頼もしくて親しみの湧く身近な「はたらくクルマ」です。

これまで日産 高規格救急車 新型「パラメディック」やタクシーキャブ「日産 NV200タクシー」などをご紹介してきた「#日産あんばさだー はたらくクルマ取材会」ですが、会場には、日産のマイクロバス「シビリアン」の幼稚園バス(正式名称は「日産 シビリアン幼児車」)も展示されていました。

シビリアン幼児車はカタログでは「送迎バス」の一つの仕様として紹介されていますが、可愛いらしいカラーリングやシート地に加え、安全装備など、様々な個所がアップデートされていることがわかります。

幼稚園の先生でもないと、なかなかじっくりと乗ったり触れたりする機会もないはたらくクルマですが、なるほど見るほどに様々な「現場の事情」が見えてきました。

乗車定員は幼児39名+大人3名

展示されていたシビリアンは幼児39名+大人3名という乗車定員のクルマでした。中型免許(中型8t限定免許を除く)で運転できる仕様にしてあるそうです。ロングボディベースだと大型免許専用で、より多人数乗車可能な仕様(幼児51名+大人3名)もあるとのこと。

中型免許で定められた乗車可能な定員は、バスの場合29名以下とされています。この29名は大人の定員なので、子供の定員に換算すると、1.5倍の人数を乗せることができることになります。運転手さんと添乗の先生で大人3名が乗車しますので、残り26名分を幼児専用とすることで39名分を確保している、という計算になります。

シートベルトこそ備わらないけれど・・・幼い子供たちを守る安全性を確保

シビリアン幼児車の車内に入ると、小さなかわいらしい椅子がずらりと並びます。椅子の柄は「なかよし動物音楽隊」のオリジナルイラストが入り、子供が親しみやすいようになっています。

この子供たちが着席する椅子の周辺には、今どきの安全対策をいくつも見ることができます。

まず前の椅子の裏手。急ブレーキをかけた際や、万が一の場合に強く頭部を打ち付けるようなことがないよう、シートバックを高くし、背当てに肉厚なクッションが設けてあります。ひじ掛けや最前列のバーにもプロテクターが追加されていました。昔のバスにはこのような装備はなかったように記憶していますので、やはり時代の流れと言えるかもしれません。

また、窓の開閉量も狭く制限されていました。「窓から顔や手を出してはいけません!」 そう叫ぶ先生の声は今も思い出されるほど。しかしながら、どうしてそんなに口を酸っぱく叱るかと言えば、「言ってもやる」のが子供だから、ではないでしょうか。そこで窓にストッパーをつけることで、開閉幅を狭くしているとのことでした。もっとも昔と違ってクーラーも完備されています(オートエアコンはオプション)ので、窓を開ける機会はかなり少なくなったことでしょう。しかしそれでも開閉できること自体は、換気の観点や、社会科見学での体験学習の観点では必要な場合もあるかもしれません。だからと言って事故の起こらないような対策がしっかり講じられているのは今どきのクルマだと思いました。

車体後部に備わる左右観音開きドアは開口部も大きく、非常用の素早い降車のみならず、荷物の積み下ろしや清掃にも役立ちそうです。

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最終更新:6/21(金) 16:30
オートックワン

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