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アフターピル、オンライン処方だけで終わらせないで 産婦人科医やNPO代表が市販化を陳情

6/21(金) 17:21配信

BuzzFeed Japan

避妊の失敗や性暴力による望まぬ妊娠を防ぐために事後に飲む「アフターピル(緊急避妊薬)」。

厚生労働省の検討会で、オンライン診療で処方を受けられるようにすることが決まったが、当事者の女性がより早く薬を手に入れて確実に避妊できるように、産婦人科医有志や市民団体代表が、自民党の女性議員らにアフターピルの市販化などを陳情した。

アフターピルは、無防備な性行為後72時間以内に飲んで、妊娠を防ぐ薬。現在、市販化されておらず、医療機関が開いていない夜間や休日に必要になった時に手に入れるのに苦労するため、市販化やオンライン処方が議論されてきた。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

「オンライン処方解禁で終わらせないで」

陳情したのは、先日、現場でアフターピルを処方する産婦人科医に対し、産婦人科有志グループで緊急アンケートを実施した産婦人科医の宋美玄さん、太田寛さん、窪麻由美さんと、アフターピルの市販化を求める署名活動を実施している「NPO法人ピルコン」理事長の染矢明日香さん、性教育や避妊について考える「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子さん。

自民党の衆議院予算委員長で前・女性活躍担当大臣の野田聖子議員、日本看護協会出身でアフターピルの院内勉強会事務局を務めてきた木村弥生衆院議員、小児科専門医でアフターピルや性教育の問題に取り組んできた自見はなこ参議院議員に6月21日、面談した。

宋さんは約500人の産婦人科医の緊急アンケートで、6割が市販化に賛同していることを示し、「女性のリプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康や権利)を守るために、アフターピルをオンライン処方できるようにしたということだけで終わらせないでほしい」として、以下の二つのことを訴えた。

「72時間以内と言ってもできるだけ早い方が避妊の効果は高いので、アフターピルの検討会を作り、最終的には薬局で買えるようにしてほしい。6年制教育となった薬剤師の専門性を生かして、必要な知識は薬剤師から伝えても女性の健康を守ることはできる」

「そして、より確実な避妊法も含め、思春期、月経随伴症状、更年期障害の診療を産婦人科医が丁寧に取り組めるよう、初診・再診料に限られている診療報酬をもっと広げてほしい」

染矢さんも、市販化を求める署名が3万筆に迫る勢いであることを伝え、「アクセス改善という視点で言うと、オンライン診療が解禁されたことで終わらせるのではなく、OTC(市販薬)化にぜひつなげていただきたい」と訴えた。

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最終更新:6/21(金) 23:40
BuzzFeed Japan

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