ここから本文です

ジュリア・マイケルズ「すべてが真心に基づいている」ヒットメイカー曲作りへのこだわり:インタビュー

6/21(金) 18:12配信

MusicVoice

 小林克也がMCを務めるBS朝日『ベストヒットUSA』。6月21日(毎週金曜0時から)放送回の「HOT MENU」にシンガーソングライターのジュリア・マイケルズが登場。ジャスティン・ビーバーの「ソーリー」を提供したことでも知られるヒットメイカーに曲作りへのこだわりを聞いた。

■大ヒット曲「イシューズ」で言いたかったのは、不完全さを認めよう!ということ。

――多くのミュージシャンに楽曲を提供してきましたが、なぜ初めからシンガーとしてデビューしなかったのですか?

 自信がなかったんだと思う。裏方にいるほうが自分のパワーを実感できたの。他のアーティストが最高の歌声を見つけるのを手伝いたいと思ってたから。でも、やがて自分の歌声も見つけたいと思うようになったわ。

――どのように自信が持てるようになったのですか?

 そうね。それは…ただ気づいたのよ。自分がそれを求めているって。それまでの自分は、何年もその気持ちを打ち消していた。作った曲を自分で歌いたいという気持ちに気づいたことで、少し自信を持てた。今でも自信満々の人間じゃない。だけど昔よりは少しだけ自信がついたの。

――気づいたというだけが、歌い始めた理由ですか?

「イシューズ」の時に始まったの。書いた曲を他の誰にもあげたくないと思ったのは、あの時が初めてだった。自分で歌おうと決めるターニングポイントになったわ。

――大ヒットした曲「イシューズ」はどのように出来上がった曲ですか?

 元カレとの喧嘩について書いた曲なの。そもそもその前から携帯に「イシューズ」というタイトルをメモしていたんだけど、いつか曲にしようと思っていたの。でも喧嘩がきっかけで、遂にその日が訪れた。そしたら1時間ほどで書き上げちゃった。あの曲は、それまで書いた曲の中で最もパーソナルな曲だった。まあ書いた時は、だけどね。他の誰にも提供出来ない曲になったわ。あ、“元” カレよ。そこはハッキリさせといてね!(笑)

――「イシューズ」の歌詞で言いたかったことはなんですか?何か特別なメッセージはありますか?

 「イシューズ」は不完全さを認めよう! という曲よ。自分は不完全なんだと認めること。愛する人がそれを受け入れ、こちらも相手の不完全さを受け入れる。完璧な人などいない。誰かを愛したら、うまくいく方法を見つけなければならない。どんな問題があろうと、2人一緒にね。

■とにかく目にしたものはすべて詩にしてた

――あなたは「今」の音楽シーンで最新の音楽を作っていると言えますが、その音楽性はとても幅広いように感じます。どんな風に曲を書き始めたんですか?

私は子供の時にまず詩を書き始めたの。とにかくすべてを書き留めた。一行ごとに韻を踏ませてね。そして12歳になったとき、ママがピアノを買ってくれた。それで書きためた詩をピアノに合わせるようになった。それが曲作りの始まりよ。12歳の時だった。全てそこから始まったの。

――詩はどのようにして書き始めたのですか?

わからないわ。その時の私を取り巻く状況がそうさせた。すべてのことを詩にしようとしていたから。とにかく目にしたものはすべて詩にしてた。子供の頃は、何にでも影響を受けていたし、うまくいかない恋愛みたいな、経験してないことも書いてた。想像力が豊かだったんだと思う。


――誰か特定のアーティストに影響を受けましたか?

もちろんたくさんのアーティストに影響を受けたわ。フィオナ・アップルは私にとって大きな存在よ。トーキング・ヘッズも大好き。アラニス・モリセットも。名前をあげたらキリがないわ。シンガーソングライターが好きだった。

■ナイル・ホーランの声がとても好き。「WHAT A TIME」は、彼の声にインスパイアされた。

――シングル「What a Time feat.ナイル・ホーラン」は恋愛がテーマの楽曲ですが、実体験に基づいた楽曲なのでしょうか?

 そうよ。この曲を書いたのは、昔好きだった人に野球場でばったり会ったあとなの。次の日にスタジオセッションがあったんだけど、その時には頭の中に“What a Time”という言葉が浮かんでた。彼と分かち合ったことはたくさんあるけど、今となっては単なる思い出だと気づいて….そのことを書きたかった。それで曲が出来たの。

――ナイル・ホーランの印象はいかがでしたか?

 ナイルは私が今まで会った中でもっとも愛らしくて面白い人の一人よ。長い知り合いなの。去年の春は一緒にツアーをした。なんて言ったらいいのかしら。面白くて大好きよ。彼は最高。

――彼(ナイル・ホーラン)の曲から刺激を受けましたか?

  いいえ。彼の音楽は大好きだけど、影響は受けていないわ。「What a Time」は、元カレとの関係にインスパイアされて出来た曲。ただそこに男性の声が欲しいとは思っていたから、ナイルに参加して欲しいと言ったの。OKしてくれてとても嬉しかったわ。ナイルの声がとても好きだったから。彼はとても素敵な声をしているの。だからあえて言うなら、私は彼の声に刺激を受けたということね。

――シングル「What a Time feat.ナイル・ホーラン」のミュージック・ビデオの見どころを教えてください。

 そうね…多くの人が知ったら驚くと思うのが、ビデオの後半のシーンの私の涙は本物だってことよ。私があまりに感情的になっていたので、セットにいた人たちまで泣き始めた。ディレクターも含めてね。クリエイティブ・ディレクターも私も、みんな一晩中泣いていた。曲がみんなの心の奥深くに響いたのだと思う。それから、私が相手役の男性と座るスペースの花を全部用意するのに5時間かかったの。あれはすごく大変だった。ほぼ1日がかりだったしね。

■ジュリアが考えるヒット曲に必要な要素とは?

――実体験ではないことを基に曲を作ることはありますか?多くの曲が実際の体験に基づいていますよね。

 他の人に書いた曲にはあると思う。自分のための曲だと、自分の経験以外を書くことはほぼないわ。

――今後の目標はなんですか?

 目標というものは特にないんだけど、これからもツアーを続けたいし、世界中を回りたいと思ってるわ。その中でファンと会って、色々な人たちと繋がりたい。そして音楽を作って、とにかく幸せでいたいな。

――ソングライターとして、あなたの楽曲が人々に支持されるために必要な要素はなんだと思いますか?

 特別な曲にするために、何か特別なアルゴリズムとかタイミングがあるとは思わないわ。何かを仕掛ければヒットするということでもない。自分が何をどのように曲に込めるかってことにかかっていると思う。私の場合はすべてが“真心”に基づいている。中にはメロディーや歌詞をすべて計算して作る人もいるわ。でも私にはこのやり方が合っているの。正しい作り方なんてないのよ。全部が特別なの。

――最後に日本のファンにメッセージを!

 こんにちは!ジュリー・マイケルズよ。初めて日本に来ました。最高に楽しいわ。また来たい。日本が大好きよ。You’re watching BEST HIT USA!!」

(おわり)

最終更新:6/21(金) 18:12
MusicVoice

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事