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日本ラグビーの危機と戦う元UBS渡瀬氏、チーム存続の秘策は

6/21(金) 4:00配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 「これからもサンウルブズとして戦っていきたい」。2020年を最後にラグビーの国際リーグ「スーパーラグビー」から除外されることが決まっている日本チーム、サンウルブズ運営会社ジャパンエスアールの渡瀬裕司最高経営責任者(CEO)はチーム存続のために他チームとの連携などさまざまな検討を行っていることを明らかにした。

慶応大学卒業後は三井信託銀行を皮切りに米シティ、スイスのUBSとバンカーとしての道を歩んだ渡瀬氏(56)。UBS時代にはプライベート・バンキング部門を率い、現在はピクテ投信顧問や独立系ストームハーバー証券でアドバイザーを務めている。

渡瀬氏はブルームバーグのインタビューで、このままでは来年がチームにとってスーパーラグビーでの最後のシーズンになってしまうことから、金融業界で得た知見も活用しチームがリーグに「片足で踏みとどまる」方法を模索していると話した。

スーパーラグビーは豪州、ニュージーランド、南アフリカなど主に南半球の15チームから成るプロリーグで、日本チームであるサンウルブズは16年から参戦。国内のトップチームが選手を派遣している。スーパーラグビーの主催団体は3月、21年からチーム数をサンウルブズを除いた14チームに削減すると発表。19年のシーズンは15日に閉幕しており、サンウルブズの最終成績は2勝14敗の最下位だった。

サンウルブズを支援してきた日本ラグビーフットボール協会は3月、スーパーラグビーからの除外が決まった際に「経済的な条件で折り合いがつかなかった」とするリリースを公表。スーパーラグビー運営側が同協会やサンウルブズに対し、21年以降参戦の条件として新たに相当額の資金提供を求めてきたとしている。

渡瀬CEOは、サンウルブズが世界の強豪との試合を通じて日本ラグビーの強化に貢献していると明言。「国内リーグより高いレベルで経験を積める場が絶対必要で、それがスーパーラグビーだった」とし、今は競合チームとの将来的な関係強化を視野に、例えば選手のレンタル移籍などから始めてもいいと考えていると話した。

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最終更新:6/21(金) 4:00
Bloomberg

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