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大阪・守口市がアスベスト調査報告書隠ぺいか 「借りているので公文書ではない」と主張

6/22(土) 6:32配信

アジアプレス・ネットワーク

旧庁舎解体のアスベスト除去をめぐり次々に問題が明らかになっている大阪府守口市で、調査報告書の隠ぺい疑惑が持ち上がった。(井部正之/アジアプレス)

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◆「保有していない」のウソ

守口市では2018年6月、旧庁舎の解体工事を発注。同12月からアスベストの除去を開始することになっていた。ところが、設置看板に虚偽記載があったことを皮切りに、アスベストの調査などに不備が見つかり、1月10日に工事が休止されている。

ずさんなアスベスト調査が問題になった結果、市は第三者機関による再調査を決定。市から要請を受けた「建築物石綿含有建材調査者協会(貴田晶子代表理事)」が2月中旬、現地調査を実施した。

その結果5月15日の住民説明会で、多数のアスベスト含有建材の見落としが判明したほか、違法工事とみられる施工も報告。筆者の指摘により大阪府が市を大気汚染防止法(届け出義務)違反の「可能性が高い」として指導した(拙稿〈<アスベスト問題>府が守口市を行政指導 旧庁舎解体で大気汚染防止法違反の「可能性高い」http://www.asiapress.org/apn/2019/06/japan/asbest-4/〉参照)。

上記の説明会で住民に配布された調査報告書は一部だけだったことから、筆者は説明会の翌16日、市に情報公開請求した。ところが同30日、市から「公文書を保有していないことから、非公開とします」との「非公開決定通知」が出されたのである。

説明会でも一部とはいえ配布されている報告書について、市が「保有していない」などということが本当にあり得るのか。

調査報告書は3月下旬に作成された。4月上旬には市が「思っていた以上に前回調査で見落としていたアスベストが見つかっていて対応が難航している」と市議会議員らに説明していることが筆者にも伝わってきている。また4月下旬、説明会の開催について問い合わせた住民に対して、市は調査報告書を入手済みであることを明かしている。

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最終更新:6/22(土) 6:32
アジアプレス・ネットワーク

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