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24時間無人営業の古本屋、お客さんが後を絶たない理由

6/22(土) 12:06配信

ニュースイッチ

「新規性」と「継続性」を大切に

 東京都武蔵野市・三鷹駅から徒歩15分の商店街の一角にある、無人古本屋「BOOK ROAD」。ガラスの扉を開くと広がるたった2坪の空間には、本と木箱と決済用のガチャガチャが置かれている。まるでおもちゃ箱のようなこの場所には、看板もなければ店員の姿も見当たらない。2013年春に開店して以来6年、昔ながらの商店街で24時間営業の無人店舗は存在感があり、いまも遠方からも訪れるお客さんが後を絶たないという。この店舗はどのようにしてできたのか、店主の中西 功(なかにし・こう)さんに話を聞いた。

<無人の古本屋という実験>

ー無人の本屋って珍しいですね。
 とにかく本が好きで、所蔵本が1000冊ほど溜まり、本棚がたわんできたところで、妻からなんとかするようにと言われたことがきっかけです。捨てることには抵抗があったため、もともと胸に秘めていた本屋をやりたいという欲が高まりました。とはいえ、当時は企業に勤めていたため、二束の草鞋を履きながら本屋を成立させる方法を考えたところ、人を雇うか人を雇わないかという二つの選択肢が生まれ、地元にあった野菜の無人販売所をヒントに無人の古本屋という形に辿り着きました。

ーやると決めたとき、周りの反応はどうでしたか。
 「無人で店が成立するのか」「盗まれるだけだろう」など、妻や両親、友人たちからたくさんの反対があったものの、無人で店が成立したら面白いだろうなという興味が勝り、行動に移していきました。世の中にないものは、みんなが見えていない世界なので、批判的な意見が出るのは仕方がないです。 “とにかくやる”ということを前提に、起きるリスクについての聞き取りを行い、それに適した潰し込みを徹底しました。他の古本屋の店主に、経営上のストレスは何かを聞いたところ、「お客さんがなにも買わずに出て行ったとき」という話があり、ストレスフリーという意味でも、無人の良さを確信しました。

ー起きるリスクは、どう考慮しましたか。
 「盗まれるのではないか」と懸念されましたが、防犯性については、透明性が担保され人の目が行き届く場所にできるよう意識しました。歩いている人から見える範囲で、店内に影のできない作りにしたかったため、2坪の狭さでガラス扉にしたことは効果的でした。

ーコスト面で意識したことはありますか。
 内装は簡単に手に入る安価なもので作り、施工は自分で行いました。また、空調機はつけていないので、光熱費は月間450円に収めています。収支については、若干の波はあるものの、比較的安定しています。

ーはじめてみて、反響はどうでしたか。
 開店3日後にはブログやTwitterなどのSNSで拡散されていました。無人販売は面白がってくれるだろうとは思っていましたが、開店直後に売れていたため、反応の早さに驚きました。SNSは情報が回るのが速いため、店内に置いてある木箱の中に寄贈本が入っている様子などをSNSにアップしていき、お店の使い方を発信していきました。

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最終更新:6/22(土) 12:08
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