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【ブラジル】ホモフォビアが原因の犯罪 SP州内で6日に1件

6/22(土) 12:46配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ州内では6日に1件のペースで、ホモフォビア(同性愛嫌悪)およびトランスフォビア(心と肉体の性別が一致しないトランスジェンダーと呼ばれる人に対する嫌悪)に起因する犯罪が起こっている。人種および不寛容にかかわる犯罪の捜査を専門とする同州文民警察の部局で記録されたデータを基に伯メディアが19日付で伝えた。
 ニュース専門チャンネル「GloboNews」が情報アクセス法に基づいて入手したサンパウロ州文民警察のデータは、2019年1月初めから4月21日の間に同州内では、ホモフォビアもしくはトランスフォビアに起因する犯罪行為の犠牲となった人達21人が、この種の犯罪を扱う文民警察の専門部局へ足を運び、被害届を出したことを示している。18年同時期に警察が受理したこの種の犯罪の被害届の数は17件、そして17年同時期は16件だった。
 ホモフォビアやトランスフォビアに起因する犯罪とはいったいどういうものなのか。サンパウロ州文民警察が今年に入ってから受理した21件の被害届の中で最も多かった(9件)のは侮辱的な言動に対するものだった。そして次に多かった身体的傷害に対するものは7件で、脅迫被害は3件、名誉毀損は2件だった。
 17年1月から19年4月21日までの間にサンパウロ州文民警察が受理したホモフォビア、トランスフォビアに起因する犯罪の被害届は合計147件に上る。17年は年間で68件、18年は58件だった。平均すると、この2年と4カ月弱の間には6日に1件のペースでこの種の犯罪の被害届が受理されたということになる。この147件のうちの77件は誹謗中傷、名誉毀損、侮辱の被害として、そして45件は脅迫の被害、15件は身体的傷害の被害として登録された。
 なお、ホモフォビアやトランスフォビアに絡む犯罪の発生時刻は午後9時に集中していることが被害届の分析から分かっている。

サンパウロ新聞

最終更新:6/22(土) 12:50
サンパウロ新聞

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