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【ブラジル】非識字率低下も、24年までの「ゼロ化」は困難か

6/22(土) 12:49配信

サンパウロ新聞

 ブラジルにおける非識字率(人口に占める文字の読み書きができない人の割合)は2016年から18年にかけて縮小した。ブラジル地理統計院(IBGE)が19日に発表した「教育に関する全国家庭サンプル継続調査」(Pnad Educacao)の18年版によると、15歳以上のブラジル人の非識字率は16年の時点では7.2%だったが、18年時点では6.8%まで下がっていた。また、18年時点における全国の非識字者数は1130万人と、17年時点に比べて12万1000人少なかった。
 IBGEの調査によると、ブラジルの非識字率は年齢と直接的に関連しており、より高齢者の層になるほど非識字率は高くなる。そして、文字を読み書きできない人の割合が最も大きい60歳以上の人達の間では、非識字率は16年から18年にかけて20.4%から18.6%に低下し、非識字者の数は約600万人となった。
 男女別では、60歳以上の人達の間では男性の非識字率は18.0%、そして女性の非識字率はそれよりも大きい19.1%だった。しかし、15歳以上の人達とした場合、男性の非識字率は7.0%と、女性のそれ(6.6%)よりも大きくなる。
 非識字率が16年から18年にかけて低下したにもかかわらず、ブラジルは24年までに15歳以上の非識字者をゼロにするという目標を達成できない可能性がある。IBGEのアナリストは、16年から18年にかけて観測された非識字率の低下は統計的に重要なものだが、24年までには多くのことが起こり得るとし、「15年時点で非識字率6.5%という中間目標があった。現時点までにブラジルはこの中間目標と24年時点で非識字者ゼロという目標を達成していない。非識字者ゼロを達成するためには、その挑戦は偉大だが、その達成は人々が読み書きできるようになるために公共政策がいったい何をするのか、それにかかっている」と指摘する。

サンパウロ新聞

最終更新:6/22(土) 12:49
サンパウロ新聞

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