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「人工ふ化ウナギ」のお味は 「完全養殖」商業化へ前進

6/22(土) 17:36配信

FNN.jpプライムオンライン

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ウナギの完全養殖。

商業化に向けて一歩前進。

香ばしい香りに食欲がそそられるウナギ。

しかし近年、稚魚であるシラスウナギの深刻な不漁が続いていて、価格もうなぎ上りとなっている。

現在流通している養殖物のウナギは、河口などで捕獲した天然の稚魚を養殖池で育てるため、供給量は、稚魚の捕獲量に左右される。

そんな中、21日、お披露目されたのが、誕生から成魚まで人の手で成長させたニホンウナギ。

完全養殖とは、人工で育てた親が産んだ卵をふ化させ、幼生からシラスウナギに、そして成魚まで育てること。

2010年、国立の水産研究・教育機構が世界で初めて成功していた。

しかし、難しかったのは、幼生からシラスウナギまで育てること。

水研機構ウナギ種苗量産研究センター長の山野恵祐さんは、「そもそも(成魚から)卵をとれたのは1970年代までさかのぼることができるが、それからずっと育てることができなかった。その理由としては、食べるえさが見つけられなかった」と話した。

そして今回、人工で育てたシラスウナギを民間の養殖業者に委託し、成魚にするサイクルに初めて成功した。

これにより、安定したウナギの生産につながるとして期待されている。

人工のシラスウナギから成魚まで育てた業者の山田水産・加藤尚武取締役は、「初期段階でのいろんな工夫は必要だったが、(人工の稚魚は)遜色なく成魚に至ったことを実感できたので、期待ができるのかなと思う」と話した。

期待が高まる完全養殖ウナギの商業化に向けた第1歩。

しかし、卵から稚魚になるまでの生存率が5%に満たないことや成長期間が自然界に比べて2倍近くかかるなど課題も多く、一般に流通するまでには時間がかかるとみられる。

FNN

最終更新:6/22(土) 17:36
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