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神奈川逃走男、5日目の逮捕 公衆電話で潜伏先バレた…横須賀市内の知人宅で

6/24(月) 6:04配信

スポーツ報知

 窃盗罪や覚醒剤取締法違反で実刑が確定し、横浜地検が収容しようとした男が自宅から逃走した事件で、地検は23日、公務執行妨害容疑で指名手配されていた神奈川県愛川町の無職・小林誠容疑者(43)を逮捕した。同日早朝、同県横須賀市の知人宅のアパートに潜伏していたところを身柄確保。逃走から5日目での潜伏先発見のきっかけは、アパート近くの公衆電話から知人へと連絡したことだった。県警は逃走の理由や経緯をさらに詳しく調べる。

 静かな早朝を迎えるはずだった現場一帯は、物々しい雰囲気と異様なざわめきに包まれた。容疑者の自宅から約50キロ離れた横須賀市のアパートを約30人の警察官が取り囲んだ。

 「小林、出てこい」「もう逃げられないぞ」

 警察官のどなり声とドアをたたく音が響く。包丁を振り回した19日の逃走時と違い、小林容疑者はドアを開けて出てくると、抵抗する様子はない。午前6時38分、公務執行妨害容疑の逮捕状が緊急執行された。

 公立小中学校45校が一時休校になるなど周辺地域を恐怖に陥れた男の逃走劇は、約90時間を経て終幕を迎えた。県警は犯人蔵匿容疑で、一緒にいたこの部屋に住む知人の自称建築業・幸地大輔容疑者(38)を現行犯逮捕した。近くに住む男性によると、部屋の中には他にも男女がおり、「弁護士を呼べ」「何でおまえら来たんだよ」などと叫び、子どもの泣き声もしたという。

 小林容疑者を乗せた捜査車両は午前7時半ごろに横浜地検に入った。後部座席でひたすら目をつぶり、疲れ切ったように天井を仰ぐ表情は、多くの報道陣のフラッシュにさらされた。

 “アシが付いた”原因は、公衆電話だった。県警は小林容疑者が逮捕前の23日未明、公衆電話から知人に連絡していたとの情報を得て、捜査。横須賀市内の公衆電話であることを割り出し、ボックス内の指紋を採取すると、小林容疑者のものと一致。付近の交友関係などを調べ、公衆電話から約300メートル離れた幸地容疑者宅にかくまわれていることを突き止めた。

 逮捕容疑は19日午後1時すぎ、収容状を持って自宅アパートを訪れた検察事務官に向かって、包丁を振り回すなどして公務を妨害した疑い。小林容疑者は当時、そのまま駐車場にあった車で逃げた。その後は髪形や服装を変えて知人宅を転々。車は19日夜に厚木市内の知人女性が住むアパート敷地内で発見された。地検によると、事件時に包丁を持っていたことは認めている。捜査関係者によると、包丁は逃走時に捨てたと話している。

 小林容疑者は、保釈中の今年2月に窃盗や傷害、覚醒剤取締法違反などの罪で懲役3年8月の実刑が確定。検察側は書面での出頭を要請していたが応じず、自宅を複数回訪れたものの接触できていなかった。

最終更新:6/24(月) 10:20
スポーツ報知

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