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年金問題、自営業・フリーランスは2000万円で足りる?国民年金支給額は月6.5万円

6/23(日) 15:40配信

THE PAGE

 老後に2000万円必要という金融庁の報告書問題がなかなか収束しません。世の中では2000万円の是非について大騒ぎとなっていますが、これはあくまでも平均値を用いた結果です。

 日本では多くの人がサラリーマンですから厚生年金に加入していますが、一方で、フリーランスや自営業者など国民年金のみという人もいます。国民年金は厚生年金と比較すると保険料(掛け金)が安い分、年金額も大幅に少なくなります。国民年金の場合には2000万円では到底足りない可能性が高いですが、国民年金の人はどうすればよいのでしょうか。

 日本の公的年金は全員が加入する国民年金と、企業や官庁に勤めるサラリーマンが加入する厚生年金の2つで構成されています。サラリーマンは国民年金と厚生年金の2つを受け取ることになりますが、フリーランスの人は国民年金だけしかありません。サラリーマンは2つの制度に加入していますから、支払う保険料も多くなり、その分だけ受け取る年金の額も大きくなります。

 例えば、サラリーマンで生涯の平均年収が約500万円(額面)だった人(独身)は、現時点の基準で月あたり約16万円の年金がもらえますが、毎月約7万5000円の保険料を支払っています。ただ、サラリーマンは労働者として保護される立場なので優遇措置があり、保険料の半分を会社が負担することになっています。したがって、実際に支払っている保険料は半額の3万7500円ということになります。

 一方、フリーランスの人は、法律上は一国一城の主であり、保護される労働者ではありませんから、保険料の負担はすべて自身で行う必要があります。現在、国民年金の保険料は月額約1万6000円で、受け取ることができる年金は月額で約6万5000円となっています。支払う額の絶対値が少ない分、受け取る年金も少額ですから、足りない分は自身の力で対処するしかありません。

 月額6万5000円では、まともな生活ができないのは明らかですから、国民年金だけに加入している人は、貯蓄や投資など、公的年金以外の手段を講じるのは必須といってよいでしょう。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:6/23(日) 15:40
THE PAGE

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