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【長州力引退、永遠のライバル藤波辰爾への思い〈4〉藤波を超えた人気沸騰の維新軍団時代】

6/23(日) 12:04配信

スポーツ報知

◆6・26後楽園で引退

 “革命戦士”長州力(67)が26日、東京・後楽園ホールで行われる「POWER HALL2019~New Journey Begins」で引退する。

【写真】長州引退試合で復帰する武藤敬司

 「藤波さんがいたから今のオレがいる」と語る長州は、引退試合で永遠のライバル、藤波辰爾との対戦を熱望。結果、越中詩郎、石井智宏と組んで、藤波、武藤敬司、真壁刀義と対戦することになった。引退興行は、全国の映画館でライブ・ビューイングされることが決定。プロレスのライブ・ビューイングでは、過去最大規模の上映館に達した人気を示している。「Web報知」はこのほど、引退直前の長州を単独取材しプロレス界を代表するライバルストーリーを残した藤波辰爾への思いに限定してインタビューし連載する。4回目は「維新軍団」。

◆藤波を破った1983年4・3蔵前

 1983年4月3日。蔵前国技館でのWWFインターナショナル選手権で長州は、藤波を破りベルトを奪取。革命戦士の人気が爆発した。

 「誰の人気とかそんなの考えてなかったですよ。とにかく必死でやって、その時代にテレビに乗っかってその時代に評価されたというか。それだけですよ。それでも上には猪木さん坂口さんがいたわけだから。俺1人で活躍したなんて、考えてもいない」

 長州の反逆の原点は、藤波へのジェラシー。ただ、長州が革命を起こしてからは、各会場で長州人気が沸騰していることを肌で感じていたのは実は藤波だった。

 「ボクへのジェラシーとか長州は当時、言ってましたけど、今度は逆にボクより長州への声援がどんどん大きくなることを実感してました。あれは確か大阪だったと思うけど、試合後にボクに向かってウイスキーの瓶が飛んできたことがあってね。逆にボクの方が長州へジェラシーを持つようになりました」

 長州の入場曲「パワーホール」が会場に響けば観衆は総立ちになった。その光景に藤波が嫉妬を覚え、革命戦士はファンの声援をバックに、研ぎ澄まされた動きを試合で見せた。一介の中堅レスラーだった時代とは明らかに別人とも言えるプロレスラーとなった。そして長州はアニマル浜口、谷津嘉章、小林邦昭らと「維新軍団」結成しプロレス界に一大旋風を巻き起こした。

 「オレなんかにプロレス界を変えられるわけがない。そんな感覚はまったくない。そう思うんだったらそういう具合にそちら側でそういうものを書けばいい」

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最終更新:6/23(日) 12:04
スポーツ報知

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